ブクログの本のプレゼントで頂いたものです。シリーズ2作目。
1作目の感想はこちらです。
3月26日に読み始めて28日に読み終わりました。
前作に引き続き、主役は自殺願望のあるアル中の薬漬けだけど、優秀な刑事ミア・クリューゲル。
ミアの上司で肥満ぎみな数学ヲタクのホールゲル・ムンク。
オスロ警察殺人捜査課特別班のメンバーたち。
ガーブリエル・ムルク・・・元ハッカー。
キム・コールス・・・前作の事件で知り合った女性教師と婚約。
アネッテ・ゴーリ・・・金髪女性。本部との橋渡しをする。
カリー・・・スキンヘッドの男 。賭博グセあり。
ルドヴィーク・グルンリエ・・・年配の男性。
イルヴァ・・・新人女性警官。
今回も登場人物が多いです(^_^;)
犯人は予想してなかった人なので驚きました。
前作から半年後が舞台です。
ミアは職場復帰できてません、療養中です。しかしまたもや起こった異常な殺人事件で復帰(こっそりと)します。
自殺願望が強く、前作の最後で前向きな感じで終わってたんですが、また元通りです。
なんだかな・・・。主人公なのに成長が見られません。ずっとこんな感じだったらちょっとうんざりしちゃうかも。
ミアは幼い頃から一目で人の考えを見抜くことができるそうなんですが、その特性があまりいかされていません、なんだったらちょっと鈍くないかな? と思う事多数。
カリスマ性のある刑事らしいんですが、ただ美人なだけでは・・・・?
今は後ろ向きなのとアル中と薬漬けなので感が鈍ってるだけなのかもしれません。
続編もあるみたいなので、いい方向に変わっていってくれればいいですね。
それはそうと刑事ものあるあるでしょうが無いかもしれませんが、なぜか怪しい場所に一人で行って犯人に捕まるってパターンは流石に飽きました(笑)
前作同様怪しい人がゴロゴロ出てきますが、頭のおかしな人が多すぎる。
そして今回もまたムンクの娘のミリアムが事件に巻き込まれます、猟奇殺人事件なのに半年で2回も!
ちょっと多すぎるというか・・・・えっまたこの人なの??? と思ってしまいました。
前作ではムンクとの長年のわだかまりもとけてなかなかいい親子関係を築けた感じで印象がよかったのですが、今作でガクッと私の中での評価が落ちました、ガタ落ちです。
家族より男って・・・・一応葛藤はしていますが、受け付けない。今作の役割は別にミリアムでなくても良かったんじゃないでしょうか。それとものちのち何か意味があるんですかね?
布石がいろいろばらまかれてますが、回収されてないこともあるし、続刊に期待ですね。
前作で私のお気に入りだった兄弟のその後がちょろっと書かれてます。ほっこり。
マイナスなことばかり書いてしまいましたが、お話自体は面白いです、ただ前作と似通ったところがあるためやや新鮮味に欠けます。
私のおすすめ度は★★★★☆です。