有能だが冷たく、人を寄せつけないFBIの行動分析官・ケネディ。彼のお目付役として殺人事件の捜査に送り込まれた美術犯罪班のジェイソンは事件が起きたキングスフィールドで幼少期を過ごし、連続殺人事件で幼なじみを失っていた。ケネディはその事件を解決に導いた伝説のプロファイラーだった。捜査が進む中、当時の連続殺人事件との共通点が発見される。あの悪夢は本当は終わっていなかったのか――!? 「殺しのアート」シリーズ第1作。
サム・ケネディ(FBI上級特別捜査官プロファイラー)×ジェイソン・ウェスト(FBI特別捜査官 33歳)
殺しのアートシリーズの1作目です。作者の方女性だったんですね、なんでかずっと男性だと思ってました。ミステリー感強めの海外BL小説です。
過去にキングスフィールドで起こった連続殺人事件、攻めは事件を解決したFBIの凄腕プロファイラーのケネディ、数年後その事件によく似た殺人事件が起こりお目付け役のジェイソンとバディを組んで捜査にあたります。ケネディは一匹狼で二人の関係は最初はピリピリしてます。
事件を追ううちにだんだんケネディを意識し始めるジェイソン。そして二人は一夜を共にします。成り行きっぽい感じ。
ジェイソンはゲイなんですが、ケネディもだったのかな? はっきりと名言されてなかったですが、海外ものってだいたいゲイ同士ですもんね。
俺様なケネディがベットでは割と甘々なのが良かったです。いろいろとワイルドそうなのに(笑)
そして事件の方は終盤であっさり解決。まかさかそんなに単順な動機だったとは!! 読んでて犯人は想像つかなかったですが、壮大な設定だったのでちょっと肩透かしな犯人でした(^_^;) でも海外ドラマみたいで面白かったです。
事件が解決し別れのときが迫る中、これから二人の関係がどうなるのかハラハラしてるジェイソンが可愛い。そしてケネディ・・・・もう・・・・もう!! ってなりました。いい終わり方です。これから更に続くぞ~って感じの。
ページ数ががっつりありますが、読み始めると止まらないのであっという間に読み終わりました。ただ名前がね・・・カタカナの名前は覚えにくい💦 ミステリーなので登場人物多めです。まぁほとんど関係ない人ばっかでしたけど(笑)
★★★★★