丸木さんの薄暗いお話って好きなんですが、これは暗い・・・暗すぎる。読んでてしんどかったです(^_^;)
妹の婚約者として紹介された人気小説家の秀一は、和義にとって、思い出したくもない因縁の男だった。十五年前、残酷な子供だった和義が犯した罪を暴くように、秀一は彼をがんじがらめにし、徹底的に陵辱した。悪魔のような男に抱かれて、和義は激しい官能に狂っていく。妹を欺く背徳、恋人の勇一郎には言えない罪の秘閨。秀一の体にある消えない傷痕が、罪の烙印として目に映る。これはただの復讐なのか。それとも――。
カップリングは久保秀一(人気作家 28歳)×杉浦和義(内科医 28歳)です。
受け攻め両視点ありです。
妹から婚約者と紹介された秀一は元同級生で因縁の相手です。和義の父親の愛人の息子で、初恋の相手で、イジメの対象でした。
後悔しながらも重荷(家の病院を継ぐ、同性愛者)を背負ってる和義に過去のこと、性的嗜好の事をたてに脅され、秀一に体を弄ばれます、痛々しい・・・😢
愛があればそういうのもありなんですが、ひたすら復讐のためなので、読んでて辛い。
和義には彼氏が居ます。初彼で初めての相手です。
元遊び人でしたが真面目に和義と付き合っていて、仕事をリタイヤしたら海外で家を買おうなとど言ってくれるイケメンの同業者です。
秀一が彼氏にも、なんらかの手を出すかもしれないと別れます。
妹にも秀一との関係がバレ(現場を見られます)ボロボロです。もう秀一を殺すしかないと思い詰める和義。重いよ!!
そしてそこで初めて自分のしてる復讐に疑問を持つ秀一。遅いよ!!
逆上した妹から刺されそうになり秀一からかばわれます。
和義と妹はその一件で付き物が落ちたように普通になります(笑)
和義はまだわかりますが、妹のテンションは謎。
ヒステリーになって刺した割には普通にお見舞いにきてて、そっちの方が怖いです。
結局のところ、秀一の出自には本人さえ知らなかった事実があったわけですが、うーん、女の恨みは恐ろしいな、と。
明確ってわけでもないですが、最後は割と爽やかにこの二人がくっつくんだろうなって感じで終わってます。
いや、当て馬ーーー。
絶対元カレとよりを戻したほうがいいよ! というか元カレしかまともな人がいない。
本当に考え直して欲しいです。それくらい私は攻めが好きになれなかったです。
★★☆☆☆