妹に婚約者を奪われ、母親に勧められるまま後宮で働くことになった淑子。真面目な性格ゆえ、愛嬌がなくて刺々しい『柊の典侍』と呼ばれたり、同僚に煙たがられたりしながらも、常に祈然とした態度の淑子は、女同士の争いが絶えない後宮で、揉めごと解決に頼れる存在となっていく。そんなある日、初めて顔を合わせた新任の蔵人、源誠明から求婚された淑子。彼は東宮の嫡子でありながら臣籍降下した、いわく付きの人物。突然の求婚に戸惑いながらも、心をざわつかせる淑子だが…。後宮を舞台に、複雑に絡みあう恋を描く、深山くのえの平安恋絵巻!
シリーズものですが、1作目とはカップルが違います。挿絵は表紙のみ。
ヒロインが妹に婚約者を寝取られ、後宮で働き出します。そんなヒロインの姿を見て好きになったカタブツヒーローと幸せになります。めでたしめでたし。
しかしヒロインの妹は意味わからん。姉のほうが美人って事だったのでコンプレックスがあったのかな〜。寝取ったお相手が浮気者なだけに幸せアピールが切ない😢
でも基本平安時代の貴族の娘って御簾ごしですよね? 容姿ってあんまり関係ないんじゃないんですかね。その後妹が旦那さんとどうなったのか気になります。
ヒーロー・ヒロインとも精神年齢が高めなので物語自体は淡々と読み進められます。ある事件がきっかけでヒロインがヒーローに惹かれていることを自覚します。
事件を起こした方は浅はかだなとは思いますが、女同士の争いって疲れますからね(^_^;)
恋愛面よりも、女性の多い職場は大変だとしみじみ思ったお話でした(笑)
★★★☆☆