サリー☆のブログ!!

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遠野春日の貴族シリーズ1~5巻まで

遠野春日さんの貴族シリーズです。毎回カップリングが変わります。

 

貴族シリーズ01 恋愛は貴族のたしなみ

久我伯爵家御曹司である馨は、参加したパーティーで守脇公爵家の威彦と再会する。威彦は家柄や財力、容姿にも恵まれた傲慢な男だ。ほとんど言葉を交わしたこともなく、馨の名前すら知らないかもしれないが、それでも馨は威彦に惹かれてやまない。しかし、威彦が馨に向ける視線は冷ややかだった。経済的に苦しい久我家は、稲美財閥から融資を受けているが稲見家の恭弘と威彦は昔からのライバルなのだ。恭弘に囲われた没落貴族だと威彦に挑発された馨は、威彦が仕掛けた罠におち…。

 

傲慢攻め・・・なにやらハーレクインを彷彿とさせるお話でした。

カップリングは威彦(守脇侯爵家の御曹司)×馨(我伯爵家の御曹子)です。貴族が出てくるので時代ものかと思いきや、現代っぽいです。パソコンとか出てきてびっくり。時代設定がいまいちわかりませんでした。

威彦が学生時代から2個下の馨のことが気になっていましたが、馨の傍にはいつもライバルの恭弘がいたので素直になれず・・・・。

嫉妬から酷い態度をとるわけですが、反省するどころか突き進みます。なかなか清々しい傲慢さでした。

無理やりされても、賭けに使われても、そんな威彦を嫌いになれない馨・・・・

長年馨に片思いし、守ってきた恭弘が可哀相です。が、中等部の頃からお互い好きだったのでしょうがないですね。

 

 私のおすすめ度は★★★☆☆です。

 

貴族シリーズ02 香港貴族に愛されて

世界を廻る旅の経由地として訪れた香港で、真己は学生時代の恋人・アレックスと再会を果たす。アレックスはかつて真己がただひとり本気になった相手だ。
しかし、アレックスにとって真己はただの遊び相手だったと知ったとき、なにも言わず、アレックスの前から姿を消したのだった。
あれから数年、思いがけない再会はアレックスにある決意をさせた。
いっそう魅力を増したアレックスに真己の心は揺れるが・・・めぐり逢い、すれ違うふたりは・・・

 

これはもうあらすじがすでにハーレクイン(笑)すれ違いものです。

カップリングは香港貴族のアレックス×日本人の真己(1個下)です。

大学で同室になったことをきっかけでお互いゲイではないんですが、惹かれ合い付き合うことになります。ラブラブな二人ですが、それをよく思わないアレックスの従姉妹によって仲を引き裂かれます。

 

婚約者がいたということでアレックスのもとから逃げ出してしまうんですが、若干誤解する要素がね、薄いんですよね。なぜ確かめないんだ(笑)大学までやめて・・・・受けの女々しさにちょっとイラっとしました。

そこからお互いが臆病になりすぎて、6年ほど音信不通。

お互い6年間誰とも肉体関係がなかったっていうのが凄いですね、受けはまだしも攻めもなの!? と。

しかし偶然にも再び出会って、強引にどこにも行けないようにパスポードを盗ませる攻め様グッジョブでした。紳士なのに、汚い事にも手を染めてるっぽいところが私好みです。

やたらと好感度の高い攻めでした。表紙の絵のアングルがいいですよね~。

 

私のおすすめ度は★★★☆☆です。

 

貴族シリーズ03 華は貴族に手折られる

由緒ある高塔伯爵家に生まれた葵は、伯爵家の人間であることを誇りに思って生きてきた。高塔家の財産が騙しとられるまでは…借金返済の代わりに体を要求される葵に、援助を申し出る男がいた。貴族嫌いで傲慢な男、速見桐梧だ。桐梧は怖い。けれど他に選択肢のない葵は桐梧の邸を訪れる。その夜、桐梧は「おまえの主人は俺だ」と言い放つと葵を遊女扱いし、強引に体を開かせた。理不尽で恥知らずな男。そう思うのに、時折見せる桐梧の優しさに葵の心は揺れ始め―大人気貴族シリーズ、第三弾!書き下ろし『ヨコハマ・デート』を加え文庫化。

 

カップリングは桐梧(成り上がりの男爵)×葵(伯爵家の次男)です。

明治時代のお話です。貴族が嫌いな桐梧は借金の返済の代わりに葵を手に入れます。

引き取って女装させて抱いたり、屋敷の掃除をさせたりといじめてみますが、キレイなだけじゃない葵に惹かれていきます。というか初恋です。

甘やかしたり、ちょっと意地悪してみたりと素直になれない男子小学生のようでした。

1作目同様傲慢攻めですが、最終的に葵の好きなようにさせようとするのでそこは根っからの貴族攻めと成り上がり攻めの違いなんでしょうかね。マイルドな傲慢攻めでした。ただ受けの印象があまりないです(笑)

これはね、やっぱ挿絵が門地さんなので! それだけで私の評価が上がってしまいます(笑)エッチシーンの絵がエロかったです。

 

私のおすすめ度は★★★☆☆です。

 

貴族シリーズ04 貴族と囚われの御曹司

一緒にいたい、でも…日本有数の財閥の生まれながら祖父に疎まれている忍は、外洋をクルーズする豪華客船で監視付きの生活を送っている。下船が許されるのは母親の命日がある7月の一週間だけだ。だがある日の午後、忍は監視の目を逃れてスペインの高級リゾート地マラガに降りた。ほんの少しだけ、すぐに船に戻る、そのつもりだったのに…監視に見つかり反射的に逃げだした忍を助けてくれたのは、英国貴族の末裔ウィリアムだった!束の間の幸福な時間。だが、追って手から逃れられないことも、忍は知っていた…。

 

カップリングはウィリアム(イギリスの貴族の末裔)×忍(御曹司)です。

忍の境遇が独特すぎて・・・・父親が財閥の息子で葵の母と知り合い駆け落ちして外国で暮らしてましたが、忍が15歳のとき父親の弟が亡くなり、血の繋がった跡継ぎを求めた祖父に母は射殺され父は祖父の操り人形になり、血のつながらない弟(葵の父親と再婚した女性の連れ子)が成人するまで豪華客船に閉じ込められてるという・・・・謎。

複雑過ぎて疑問だらけです。

結局弟は祖父の落としだねなんじゃないかってことでしたけど、それだったら無理やり父親と再婚させなくても祖父が再婚したらいいんじゃないのと思いました。

若い奥さんもらうくらい金持ちなら不思議じゃないですし。

まぁそんな中、船員の協力のもと船を抜け出した葵が知り合ったのが貴族の末裔のウィリアムでした。

儚い忍を守りたいとだんだん惹かれていくウィリアム、忍も同じ気持ちですが、船に連れ戻されてしまいます。

身分を偽って船に乗り込んだりしてなかなか行動派のウィリアム、忍が不憫ですがまぁ最後は大円満・・・・なんですかね?? なんか唐突に終わったんでびっくりしました。若干、消化不良です。攻めのキャラが結構好きだっただけに残念です。

 

私のおすすめ度は★★☆☆☆です。

「わたしさえ黙っていれば、誰もきみと妹が入れ替わっていることなど気づくまい」双子の妹である桃子の死が確認された日、一葉は妹の婚約者である滋野井伯爵家の跡継ぎ・奏から、身代わり結婚を申し込まれた。僕は男です、そう断りたかったが、家の存続のため、一葉は桃子として嫁ぐことを決意せざるをえなかった…男の身でありながら女として扱われる屈辱感。愛する人がいながら一葉を抱き続ける奏。次第に快楽に溺れてゆく身体。孤独にさらされながらも、一葉は次第に自分の気持ちがわからなくなり…。 

 

カップリングは奏(伯爵家の跡継ぎ)×一葉(子爵家の跡継ぎ)です。

BLによくある身代わり花嫁ものです。一葉の双子の妹と母親が車の事故でなくなってしまい、お家の為に女装して嫁ぎます。

寡黙攻めは私の中では珍しかったのですが、すごい良かったです。

気に食わないことがあるとお仕置きと称していろいろやっちゃう攻めが多い中(それはそれで好きですが)話し合いで解決しようとする攻めに初めてお目にかかりました!!

寡黙すぎて全然解決してませんが(笑)

受けも健気でお似合いのカップルでした。

攻めのセリフで好きなのが、「きみがわたしのものだから、わたしはきみを大事にしたいんだ」ってやつです。普段無口なのに!! ドキューンでした(*^^*)

貴族シリーズを5巻まで読んで一番好きなお話でした。

気になるのは跡継ぎはどうするだろうなって事ですかね。遠縁から養子でもとりそうですね、というか受けはいくつまで女装しとくんだろう?

 

 私のおすすめ度は★★★★☆です

愛される貴族の花嫁 (SHY NOVELS)

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