美容師同士のお話です。
福介(ふくすけ)×笑吉(しょうきち)です。
名前だけ見ると何やらおめでたいですね。
内容はシリアスですが、所々笑えます。
後半福介がヤンデレすぎて笑いは引っ込みますが。
上巻のだいたいのあらすじはこんな感じです。
人付き合いが苦手な笑吉は技術はあるけど、なかなか固定客ができない。そこに有名店で働いていた人気のスタイリスト福介が転職してきます。(この過程もストーカー並です)
勤め先の店長美門に心酔している笑吉と、それを快く思わない福介。
終電を逃した福介を泊めた夜、自慰を手伝わされておおいに引きます。
福介は周りからの情報収集で「弱ってるところ優しくしてくれたご主人様には忠実」と笑吉のことを認識、その通りの状況作り(見事なまでの追い込み方でした)信頼を得ます。
そしてすかさず既成事実を作ります。
「いつか一緒にお店をやろう」と愛の告白。
満更でもなさげの笑吉。
同じ職場のりくという女装のアシスタントには福介の策略はバレますが、この子は割とキーパーソンです。上下巻とも。
笑吉は愛想がないけど、信頼してる人の言うことはちゃんと聞くし、努力家で可愛いです。福介は眠ってる笑吉の髪で自慰したり、なんだかとっても変態さんです。
続いて下巻のあらすじです。
上巻から1年ほど経ちますが、自分の優先順位が低いことが気に入らない福介。
新人が入り、その子を使って更に笑吉を追い込みます。
福介の最終目的は笑吉と2人で独立することなので、手段を選びません。
しかし、福介の行動に疑いを持ち始めた笑吉が問いただすと追い込まれた福介は拘束して電気責め、無理やり言うことをきかせます。(えげつないです)
言質を取ったけどなかなか美門に辞職を告げない笑吉にイライラ。怯える笑吉に切羽詰まった福介は作戦を変えて告白してすがりますが拒否されます。
福介は店を辞めて開業、これまた根回しに根回しを重ね、ついに笑吉が会いにやって来ます。
おびき寄せるのに成功した福介は仕切り直しだとニヤリ。
おしまいです。
もう時間の問題ですね。ヤンデレにロックオンされたら逃げられません。
私のおすすめ度は★★★★☆です。
世のヤンデレ好き~な方に是非読んでほしいです。 なんとなく福介が銀さんっぽいな~と思っていたら、作者の方が銀魂の同人誌を書いてらしたんですね。納得!!