水原さんと言えば私の中ではシリアスで痛い系が多いイメージです。これはまだマイルドなお話だと思います。
「幸はずっと俺のものだ…約束だよ?」雪深い田舎町で、皆が憧れる旧家の長男・雅彦。彼が唯一溺愛し甘やかすのは、使用人の孫の幸だ。―いくら弟みたいに可愛がられても、雅彦さんは雲の上の人だから…。雅彦の大学進学を機に、離れようとする幸。けれど、それを知った雅彦の態度が豹変!!「約束したよね、ずっと一緒だって」いつもの優しい微笑のまま、怯える幸の体を強引に開かせて!?
カップリングは英雅彦(名家の一人息子)×野沢幸(英家の使用人の孫)です、受けは攻めの一個下です。
祖父と二人暮らしの幸は立場こそ違いますが兄弟の様に育った雅彦に懐いていました。
しかし雅彦は高校を卒業したら東京の大学に行くことに・・・・。寂しいけれど子供のままじゃいられないと距離を置こうとする幸ですが、雅彦に押し倒されます。
思わず拒んだ幸に「幸っ、俺のものだって約束しただろ? ずっと一緒だって言ったよな? だったらこれはちゃんとやらなくちゃいけないことだ。逃げたりしないで、ちゃんとやれるはずだろう?」いきなり豹変します、怖いよ~。
無理矢理気味にヤラれちゃいます、雅彦のテンションが怖いんですよね。諭す感じでゾワゾワします。
祖父が亡くなってしまい、雅彦にすがりたいけど、肉体を求められることが苦痛な幸。押し切られる形で東京へ連れて行かれます。バイト先の先輩にキスされているところを見られて、怒りを買ってしまいます。
ヤンデレ攻めお得意の監禁! キスされただけなのに散々ですね。
ちょっと幸がうじうじしてますね、流されすぎです。途中兄弟疑惑が出てきておお! と思ったものの、結局血の繋がりはなく・・・・残念。(兄弟もの好き)
ひたすら病んでる攻めが一途なお話です。最後はお互い・・・というか幸がちゃんと雅彦を好きだと気づいてくれてくれてハッピーエンドです、良かった。
ヤンデレもので爽やかな終わり方って珍しい気がします。表紙の絵が凄く好きです。
私のおすすめ度は★★★☆☆です。
挿絵がひなこさんということで、この方のヤンデレ系の漫画もご紹介。
表紙からすでにヤンデレ臭がします(笑)3つのお話が入ってます。
「イノセントラブ」
表題作は近所のお兄さん×高校生です。
何も知らない受けを開発・・・・自分に依存させて甘やかすヤンデレ攻めです。
執着溺愛も+で。
自分で自分たちを盗撮(笑)怖いです、犯罪臭半端ない。
じっとり暗めのお話です。
これからもうずっと受けは逃げられませんね、仕方ない、お幸せに!!
「禁忌―タブー」
これはもう真っ黒のお話ですね。怖すぎる。
女王様に仕立て上げられた受けと、それを踏みにじるのが楽しいクズな先輩と、性欲が抑えられない同級生、三つ巴です。
恋愛感情はお互いなさそうだけど、連帯感情でこれからも繋がってそう、ドロドロしてます。
登場人物誰一人好きになれません、クズばっか(笑)
「勝てる気がしません!」
上記2作品を読んだ後にこのお話を読むとドロドロした気持ちが浄化されます。
初エッチしたバカップルのお話です。上記の2つとは打って変わった明るく可愛いお話です。いや、もうこのお話が入ってて良かった(笑)
どのお話も読み応えあります。
なんだかんだでヤンデレ好き~なので表題作が一番好みかもしれません。
私のおすすめ度は★★★☆☆です。