サリー☆のブログ!!

読んだ本、買ったもの、株もちょっとやってます(*^_^*)

オメガバース+シンデレラ 栗城偲/運命の、糸はひそかに

運命の、糸はひそかに【特別版】(イラスト付き) (CROSS NOVELS)

【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編を追加収録!】
美しいレースを王室に納める領主の息子である泪は、オメガという理由で父の再婚相手たちに虐げられていた。母の遺品を壊されたある日、逃げ込んだ森で出会った男の子・理人に泪は慰められる。十年経ってもそれは変わらず、理人は泪の心の拠り所となっていた。そんな彼に突然告白された泪は動揺して、答えを保留にしてしまう。そんななか、お城の舞踏会に参加することになった泪に、突然はじめての発情期がきてしまって……!?

 

理人(パン屋見習いのα 20歳)×泪(義理の家族に虐げられる領主の息子でΩ 18歳)

 

作者さんもイラスト書かれてるyacoさんも好きで、買おうかなって思ってた本なのでKindle Unlimitedで見つけてポチってました。どうやら5月までだったらしく、今は読めなくなってます。

オメガバースでシンデレラがベースのお話です。

 

攻めの理人の正体はわかりやすく王子様なんですが、幼い頃からなぜかパン屋で見習い・・・・義理の家族に虐げられている受けの泪と幼い頃知り合い、そこから心許せる友達に。理人は早々に泪に惹かれるわけですが、泪の境遇を知ってて何もしないのはどうなんだろう。文字通りただのパン屋なら難しいでしょうけど、王子だよね?? 

そして理人の花嫁選びの舞踏会でヒートを起こしてしまい、泪と気づかずレイプしちゃう理人。おいおい。相手誰でもいいんかーい。

泪は父親(α)と結婚した義父(α)義兄1(α)義兄2(α)にいじめられてるんですが、義兄2は好きだからいじめちゃう。まぁ子供の頃ならまだしも大きくなったらそういうことはやめなよと思いますが、理人よりも泪を好きな気持ちは伝わります(^_^;)

泪が幼少の頃から不憫なんですが、王子ならもっと早くなんとかできただろ! 知り合って10年でお腹すいてる理人にパンあげるだけなんて!! 優しいのはいいんだけど、αにしては存在感がなさすぎます。最後も執事に邪魔されたとしてもなんだかな~な展開でした。

ちゃんとハッピーエンドですが、如何せん好みのお話じゃなかったです😞

 

 

★★★☆☆

声優攻め 椿姫せいら/サンタクロースは愛を囁く

サンタクロースは愛を囁く (スピカ文庫)

20歳の実尋は駆け出しの声優。幼い頃に抱いたとある大物声優へのあこがれを胸に、「2年間で結果を出せなければ契約解除」を条件にプロダクションの預かり所属となったが、約束の2年が目前に迫っているというのに鳴かず飛ばず。支えてくれていた母を病気で失ったこともあり、夢を諦め堅実な職につくべきかとこれから先のことを迷っていた。そんな悩める年のクリスマス、実尋の前に義理の兄を名乗る男、羽澄が現れる。25歳も年の離れた兄の存在を聞かされていなかった実尋は訝しがるが、羽澄は実尋が幼いころサンタ宛てに書いた手紙を持っていて、実尋の生い立ちについても詳しかった。なにより羽澄の立ち居振る舞いに誠実さを感じた実尋は、彼を信用することに。声優を諦めようか悩んでいる、と今の状況を説明すると、羽澄は支援させて欲しいと申し出て……。

 

小宮羽澄(兄を名乗る男 45歳)×桂木実尋(駆け出しの声優 20歳)

 

子供の頃から好きなアニメの声優さんが攻め。受けは気づかないんですが、イケメンの人気声優さんで事務所作るほどの人はネットで調べれば顔わかると思うんですよね・・・しかも同じ声優で憧れてるならなおさら。声聞いても気づかないとかあざといにも程があるなと思いました(笑)

攻めは義兄のフリをしてますが、本当は義兄の友人です。受けは不倫の末にできた子供ですが相手はお金もってるし、養育費くらいもらっとけば良かったんじゃないですかね。サンタのふりしてクリスマスのプレゼントだけなんてお涙ちょうだいよりまずイラっとしました。

スパダリで甘々な攻めなので好みなんですが、母一人子一人で苦労してる割に受けがうじうじしててちょっとなぁ・・・・鈍感さもわざとらしくてダメでした(^_^;) 

やっぱ憧れの声優の顔も知らない声を聞いてもわからない設定は無理がある!

絵は表紙だけですが、イメージ通り。特に攻め様はどんぴしゃでした。

 

 

★★★☆☆

奴隷受け 宵/てのひらにひとひらの花

てのひらにひとひらの花 (moon+)

明日処分されるはずだった死にかけた奴隷の少年ミカを救ってくれたのは、サクロナ王国最大の海洋交易商の息子エルネストだった。事故で左足に重い麻痺を負い跡継ぎから外され、地方都市エリンで若くして隠居生活を送っていたエルネストの屋敷に引き取られたミカは、彼の許で学びながら働く事になる。事故以来、誰にも心を許さなかったエルネストが、奴隷のミカだけに心を許し、深く心を寄せるようになっていく。ミカもそんなエルネストを慕い、強く惹かれていく。惹かれ合い、想い合いながらも奴隷と主人という身分の差を越えられず、奴隷の蜂起や暴動という激変する時代の中で、すれ違うふたりは……。
心と身体に傷を負った孤独な青年と、ひたすらに慕う奴隷の少年の、身分違いの恋の物語。

 

エルネスト(海洋交易商の息子)×ミカ(奴隷)

 

とりあえず受けのミカが健気で健気で健気です。(何回でも言いたい)

幼い頃奴隷商に捕まり、ひどい扱いを受けて死にかけていたところを引き取ってくれたエルネスト。エルネストは貿易商の跡取り息子だったのが足の麻痺のせいで隠居生活、やや引きこもりです。

数年後、エルネストに恋をしていることに気づくミカですが、奴隷の身分なので胸に秘めたまま執事見習いとしてせっせと身の回りのお世話をします。エルネストもまっすぐなミカを大事に思っていることに気づきますが、恋人ができたと誤解して無理やり自分のものにしてしまいます。

お互い思い合ってるのに言葉にできずすれ違い・・・そんな中奴隷解放運動の波が二人を襲います。最後はハラハラでした。

 

番外編で二人がちゃんと生きてることに一安心(*^_^*) エルネストは脱ひきこもりです。これから二人で幸せに暮らしていくことでしょう! 

挿絵がないのが残念です。

 

 

★★★★☆

悪役令嬢もの 風見くのえ/モブに転生したら、断罪後の悪役令嬢の身代わりにされました

モブに転生したら、断罪後の悪役令嬢の身代わりにされました【初回限定SS付】【イラスト付】 (フェアリーキス)

前世でプレイした乙女ゲームのモブキャラに転生した魔女のドロシーは、姿替えの魔法で悪役令嬢になりすまして学園に潜入することに。令嬢に婚約破棄を申し渡したヒーローを翻意させようと画策するが、なぜか攻略対象外キャラの王太子ディリックに目をつけられて……?

 

一味違う悪役令嬢ものでした。

あんまりやり込んでない乙女ゲームに魔女の弟子として転生したヒロイン。婚約者に振られた悪役令嬢の身代わりとして学園に潜入します。

そこで隠れキャラの王太子と出会い、その王太子を攻略しようと頑張るゲームの主役(転生者)に喧嘩をふっかけられながら悪役令嬢の汚名を注いでいきます。

 

途中まで面白いなと思ってたんですが、王太子がヒロイン至上主義みたいな感じになってしまい・・・🤔

王太子の母親も転生者で王太子が隠れキャラの割に、たやすく攻略されるので厳しく育てた設定なんですが、なんかチョロい💦 相手が違うだけでめちゃチョロい💦

 甘々溺愛ものが好きな人にはいいかも。私も好きなんですけどね、溺愛もの。でもどうしても王太子のチョロさが気になってしょうがなかった!(笑)

 

初回限定SSはヒーローの両親のお話。この二人のお話は一冊で読みたかったかも。ヒーローのヒロインへの執着はお父さん譲りです。

乙女ゲームのヒロインの転生者が自己中すぎますが、なんか憎めないんですよね・・・ちゃんと更生して幸せを掴んでほしいです。

 

 

★★★☆☆

 

執事攻め 橘かおる/ケダモノ執事は御曹司を飼う

ケダモノ執事は御曹司を飼う【イラスト入り】 (ガッシュ文庫)

「こんなに馬鹿で淫乱だなんて、あなたは本当に素敵ですね」
超お金持ちの大学院生・陽二の一番の自慢、それは優秀で極上な執事の牧野である。
食事・着替え・体調管理――なんと性処理までしてくれる牧野に多大なる信頼と好意を寄せる陽二は、私的な関係に持ち込めないもどかしさに揺れていた。
必死に愛を伝えても冷静さを崩さない牧野だったが、ある事件をきっかけに態度が急変して!?
――天然すぎる御曹司は、腹黒執事に食べられる。

 

牧野糺(受けの専属執事)×津雲陽二(津雲家御曹司で大学院生 24歳)

 

よくある執事×坊っちゃんものですが、ほのぼのしてて軽く読めます。

坊っちゃんは賢いんですが、自分の研究以外は興味がなく、生活能力もなくちょっとアホの子です。坊っちゃんは執事が好きなのを隠さないので積極的です、押せ押せ。そんな坊っちゃんを暖かく(?)見守りつつ、ちょいちょい手を出しつつ、そろそろ最後までやったろうかと企んでる執事。腹黒というよりもちょっと意地悪な・・・好きな子をイジメる的な感じですかね。

 

坊っちゃんが大学での盗難トラブルに巻き込まれるんですが、事件はあっさり執事が解決します。拉致されますが、それも寸前で執事に救い出されます。坊っちゃんが全然可哀想ではない(笑)ので安心して読めます。

 

 

★★★☆☆

異種姦もの 沙野風結子/はなだま人魚

はなだま人魚 (花丸文庫)

相次いで親を亡くした帆高兄弟は、身体の弱い弟・八尋の治療費をまかなうため、兄の正梧が教師を道を諦めて宝石店に奉公していた。兄に申し訳なく思う八尋だが、正梧は宝石商の一人娘と婚約する。「──おにぃを、盗られる」兄への独占欲に苦しむ八尋は体調を崩してしまう。ある日、正梧は真珠の不作原因を調べるべく、母の生まれ故郷・常月島へと赴く。亡き母から海に近づくなと厳命されていた八尋も後を追うが、真珠の元締めである常月芳朗から常月芳朗からいやらしい視線を送られて……!? 大正を舞台に紡がれる、妖しき兄弟の物語!!

 

帆高正梧(宝石商に奉公 24歳)×帆高八尋(弟 17歳)

 

腹違いの兄弟もの。そして異種姦ものです。

受けの弟が人魚。なのでアダルトなシーンで下半身がお魚さん・・・ちょっと苦手なんですよね。なんかいまいちエロさを感じない。だって魚だもん。ちなみに弟の性器がタケノコっぽいってどんな感じなんだろう、想像つかない。エロくはないけど、なんか生々しかったです(^_^;)

 

内容は時代物で暗い、そして重い。がっつりシリアスです。閉鎖的な島で行われている人魚の飼育・・・涙なしでは読めません。人魚→真珠とくればねー悲劇的な事しか浮かびませんよ!

 

体の弱い弟の為に一生懸命働く優しい兄(童貞)と健気で無垢な弟、なので自分の欲求を素直に口に出してしまいます。誘い受け。兄弟もの好きなんですが、ちょっと私の好みからは外れてました。

表紙&挿絵がないのが残念。

ハッピーエンドですが、途中読むのが辛いです。胸が痛くなる。好き嫌いが分かれる作品かな~と思います。

 

 

★★★☆☆

純愛! 沙野風結子/処女執事

処女執事~The virgin-butler~【イラスト入り】 (花丸文庫BLACK)

執事となるべくして生を受けた保坂己裕は、主人である二条則雅へ献身的に使える日々を過ごしている。則雅の学友であるサイ・ネヴィルは、俗に「処女執事」と呼ばれる特殊な存在だという己裕の秘密をすぐに見抜く。サイは策を弄して則雅から己裕を奪い取り、さらには性的にも支配しようとする。あくまで執事として新しい主人に尽くそうとする己裕だが、サイによって感情も肉欲も剥き出しにされていく。「処女執事」の貞節を剥ぎ取られてひとりの人間になることで、己裕の運命は大きく変わり……!? 魂の絆が記憶をも凌駕する”純愛”ストーリー!

 

 サイ・ネヴィル(伯爵家子息で世界的な投資家 29歳)×保坂己裕(旧財閥子息に仕える執事 27歳)

 

タイトルと表紙のインパクトで気になってた小説がKindle Unlimitedで読めるようになってたのでさっそく読みました。

エロ系なのかなって思ってたらエロもありますが、がっつり重めのストーリーで攻めのサイの一途さにやられました! 切ない~(;_;)

受けの己裕の恋を自覚していく過程が好きです、初めは無理やりでしたけどね・・・(^_^;)

他の女性と結婚すると思って苦しむ己裕の発散方法がなかなか怖いです。

 

ちなみにタイトルの処女執事もいやらしい意味ではないです、ネタバレせずに読んだほうが面白いと思うので言いたいけど、言えない。怒涛の展開です。

ちゃんとハッピーエンドなので安心して読めます!

 

 

★★★★★