サリー☆のブログ!!

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奴隷受け 宵/てのひらにひとひらの花

てのひらにひとひらの花 (moon+)

明日処分されるはずだった死にかけた奴隷の少年ミカを救ってくれたのは、サクロナ王国最大の海洋交易商の息子エルネストだった。事故で左足に重い麻痺を負い跡継ぎから外され、地方都市エリンで若くして隠居生活を送っていたエルネストの屋敷に引き取られたミカは、彼の許で学びながら働く事になる。事故以来、誰にも心を許さなかったエルネストが、奴隷のミカだけに心を許し、深く心を寄せるようになっていく。ミカもそんなエルネストを慕い、強く惹かれていく。惹かれ合い、想い合いながらも奴隷と主人という身分の差を越えられず、奴隷の蜂起や暴動という激変する時代の中で、すれ違うふたりは……。
心と身体に傷を負った孤独な青年と、ひたすらに慕う奴隷の少年の、身分違いの恋の物語。

 

エルネスト(海洋交易商の息子)×ミカ(奴隷)

 

とりあえず受けのミカが健気で健気で健気です。(何回でも言いたい)

幼い頃奴隷商に捕まり、ひどい扱いを受けて死にかけていたところを引き取ってくれたエルネスト。エルネストは貿易商の跡取り息子だったのが足の麻痺のせいで隠居生活、やや引きこもりです。

数年後、エルネストに恋をしていることに気づくミカですが、奴隷の身分なので胸に秘めたまま執事見習いとしてせっせと身の回りのお世話をします。エルネストもまっすぐなミカを大事に思っていることに気づきますが、恋人ができたと誤解して無理やり自分のものにしてしまいます。

お互い思い合ってるのに言葉にできずすれ違い・・・そんな中奴隷解放運動の波が二人を襲います。最後はハラハラでした。

 

番外編で二人がちゃんと生きてることに一安心(*^_^*) エルネストは脱ひきこもりです。これから二人で幸せに暮らしていくことでしょう! 

挿絵がないのが残念です。

 

 

★★★★☆