相次いで親を亡くした帆高兄弟は、身体の弱い弟・八尋の治療費をまかなうため、兄の正梧が教師を道を諦めて宝石店に奉公していた。兄に申し訳なく思う八尋だが、正梧は宝石商の一人娘と婚約する。「──おにぃを、盗られる」兄への独占欲に苦しむ八尋は体調を崩してしまう。ある日、正梧は真珠の不作原因を調べるべく、母の生まれ故郷・常月島へと赴く。亡き母から海に近づくなと厳命されていた八尋も後を追うが、真珠の元締めである常月芳朗から常月芳朗からいやらしい視線を送られて……!? 大正を舞台に紡がれる、妖しき兄弟の物語!!
帆高正梧(宝石商に奉公 24歳)×帆高八尋(弟 17歳)
腹違いの兄弟もの。そして異種姦ものです。
受けの弟が人魚。なのでアダルトなシーンで下半身がお魚さん・・・ちょっと苦手なんですよね。なんかいまいちエロさを感じない。だって魚だもん。ちなみに弟の性器がタケノコっぽいってどんな感じなんだろう、想像つかない。エロくはないけど、なんか生々しかったです(^_^;)
内容は時代物で暗い、そして重い。がっつりシリアスです。閉鎖的な島で行われている人魚の飼育・・・涙なしでは読めません。人魚→真珠とくればねー悲劇的な事しか浮かびませんよ!
体の弱い弟の為に一生懸命働く優しい兄(童貞)と健気で無垢な弟、なので自分の欲求を素直に口に出してしまいます。誘い受け。兄弟もの好きなんですが、ちょっと私の好みからは外れてました。
表紙&挿絵がないのが残念。
ハッピーエンドですが、途中読むのが辛いです。胸が痛くなる。好き嫌いが分かれる作品かな~と思います。
★★★☆☆