サリー☆のブログ!!

読んだ本、買ったもの、株もちょっとやってます(*^_^*)

スピード感!! リン・グレアム/闇のエンジェル

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ケルダが13歳のとき母が再婚し、新しい兄ができた。再婚相手の大富豪の御曹司で、見とれるほど美しいアンジェロだ。彼はなぜかケルダに厳しくあたり、彼女の育ちの悪さを咎めた。だがそんな二人の関係はケルダが18歳のときに一変する。あるパーティの夜、成り行きでキスを交わしてしまったのだ。それを見た継父は激怒して、すぐさま彼を家から追いだした。6年後、ケルダは偶然アンジェロに再会した。なぜか彼女の窮状を知る彼は、愛人になれば援助してやると言い、やがてケルダが彼の子を宿すと、強引に結婚を迫ったのだった。

 

すっとスピード感があって面白かったです。

母親の再婚で義兄妹になったヒーローとヒロインが、遠回りしてくっつくお話。っていうかヒーローがヒロインの面倒見てたとか萌える(笑)

一度はうまくいかず別れた母親とヒーローの父親がよりを戻して再再婚。ヒロインを奔放な女性だと勘違いしたままのヒーローと再会します。モデルのヒロインはゴシップのせいで下り坂、ヒーローはそんなヒロインをお金で愛人にしようとします。愛されていないと別れようとしますが、ヒロインのお腹にはヒーローの子供が!!

と、ここまではよくあるリン・グレアムのお話なんですが、いつもすぐヒーローの肉体的魅力に屈するヒロインですが今回は違った! 頑なすぎて(笑) でもこれくらいヒーローに逆らってくれた方が面白いです。

最後の最後にやっとすべての誤解がとけます。まぁヒーローが頑なにヒロインをビッチだと誤解してるのがすれ違いのもとなんですけどね~。そんなんだから「あなたの子供じゃないわ」とか言われるんですよ(笑)

ヒロインが雑誌の表紙を飾ったときに付けていたエメラルドをプレゼントするとこがキュンとしました(*^_^*)

 

 

★★★★★

初めて読みました~。 手塚治虫/リボンの騎士(全3巻)+続編

リボンの騎士 1

ヒロインのサファイアが天使のいたずらで女の子の心と男の子の心をもって生まれたんですが、体は女の子だし、男の子の心って言っても言葉遣いくらいなので、あんまり二つの心を持ってる感じはしない💦

女の子だと王位を継げないってことで「王子」の振りをしています。

 

悪い大臣がサファイアを殺せば自分の息子を王に出来るからと命を狙います。なにも知らない隣の国のチャーミング王子に毒の剣を握らせ、暗殺しようと試みますが失敗。代わりに王さまが死んでしまいます。

普通に国際問題になる~。淡い恋心を抱いていたサファイアはチャーミング王子に恨まれ、更にサファイアが王女だと露見してしまい王妃共々幽閉されてしまいます。性別偽ってたことより反逆の方が大事件だと思うんだけどね~🤔

王位は大臣の息子にうつり、悪い魔女により王妃は石にされ、サファイアは絶望の中海賊に助けられます。

この海賊実は貴族に預けられたチャーミング王子の実兄。叔父である王様がなん気に入らないという理由で追い出されました。ビックリです。王子だと知らずに育ち、貴族の家を出て海賊になってブイブイいわせてましたが、サファイアを好きになり、命懸けで助けます。私はこっちの方が好きでしたねー。頼りがいのあるちょいわるイケメンでした。チャーミング王子はちょっとなぁ・・・女装したサファイアに気づかないし、なんかいまいち頼りにならなかった💦

 

まぁいろいろとありつつ二人は結ばれるわけですが、サファイアの国にチャーミング王子が婿入りしたから、王子の国は跡取りいなくなったんですけど、いいのかな(笑)

ちなみにKindle Unlimitedで読めるのは1巻のみです。

 

 

 

リボンの騎士は有名ですが、続編もあったんですね~。あんまり知られてない感じがします。私も知らなかった! サファイアの子供達のお話です。男女の双子。

こちらも悪い臣下のせいで生まれたばかりの王子が行方不明に。やむなく王女が王子と一人二役を演じることに。

読んだけどあんまり印象に残らなかったですね。男装するのも前作と同じですし、サファイアも普通のお母さんになってたし(^_^;) 

なんだかんだで二人で力を合わせて国を取り戻しハッピーエンドでした。

全1巻なのでサクサクと読めました。

 

思えば手塚作品読んだの初めてですね。他の作品とかはアニメで見た記憶はあるんですよね・・・・「ユニコ」とか「三つ目がとおる」とか「ブラックジャック」とか。

せっかくなのでそこらへんの原作漫画も読んでみたいなと思ってます(^o^)

当て馬が弱いよ~ リン・グレアム/授かりし受難

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初めて自分の殻を破った日、私は大富豪の子を身ごもった。

10歳で母と死別し、伯父に引き取られたグレイスは、伯母と従姉に虐げられ、みじめな暮らしを送ってきた。あるとき、従姉に無理やり連れだされてトルコへ赴いたグレイスは、ギリシア大富豪レオと運命的な出会いを果たす。そして、レオの完璧なエスコートで豪華なヨットに誘われ、身分差に臆しながらも、その魅力に抗えず一夜を過ごすことに。これはたった一度きりの逢瀬。もう二度と会うこともないわ。ところが帰国後、グレイスは妊娠に気づいて衝撃を受ける。しかもそこへ、すべてを察知したかのようにレオが現れて……。

 

よくある不幸なヒロインが大富豪と一夜を共にして子供ができちゃうお話です。

ヒーローには婚約者がいてその前のお遊び、ヒロインは医学を志していて、いつまでもバージンだとなんだし経験しとかないとという気持ちなのでお互い様ですね。

まぁでもいつも通り一目合ってお互いビビビッときています。

ヒロインは別れるつもり(ヒーローは例のごとく愛人にしようとする)でしたが、子供が出来たので結婚します。ヒーローの婚約者に嫌味を言われて凹んだりしますが、まぁ婚約者には言う権利はありますからね。むしろヒーローが悪い!! しかしこの婚約者すぐ吹っ切れて邪魔しない・・・ヒーローのことを好きじゃないからかさっぱりしてます。

当て馬としては物足りませんが、登場人物の中で一番好きでした。だってこの本のヒーローもヒロインも好きになれなかった(笑)

 

★★★☆☆

前妻の肖像画を飾ったままの旦那・・・・ リン・グレアム/罪深い肖像画

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エミリーは名門モンテイロ家の屋敷の家政婦だった。秘かに憧れていた当主のデュアルテから突然求婚されたとき、彼女は天にも昇る心地でイエスと言った。だが、本邸に移った彼女を待っていたのは、屋敷中に飾られた前妻の肖像画と、前妻の母親の憎悪――。孤独と惨めさに打ちのめされていたある日、エミリーは夫からあらぬ不貞の疑いをかけられてしまう。もうたまらず、エミリーはイギリスに逃げ帰った。夫に妊娠も告げず、その子と二人で生きていくつもりで。

 

これあらすじが話とちょっと違うんですよね💦 ヒロインは家政婦ではないし、ヒーローは妊娠は知ってます。

ヒロインは母親の浮気でできた子供なので、父親からはかえりみられず、母親と姉たちからは疎まれ自己主張出来ない大人しい女性に育ちます。

ヒーローのお屋敷で馬の世話をしていた時、ヒーローに見初められて結婚。

しかし屋敷には亡くなった前妻の肖像画がいたるところに飾られ、なぜか一緒に住んでいる前妻の母親からイビられ、ヒーローも仕事仕事でヒロインのことはほったらかし。

そこをヒーローの秘書につけこまれ、あることないこと吹き込まれて家出してしまいます。

ヒロインは精神的に幼いので行動に問題はありますが、それにしてもヒーローが鈍感すぎて頼りない旦那過ぎる!

まぁ最後にはヒロインを溺愛して激甘になるんですけどねー🤔

 

★★★☆☆

最後が・・・最後が!! のがみけい/芥子の花(全15巻)

芥子の花 愛蔵版1 (ゴマブックス×ナンバーナイン)

大いなる野望を持った青年・樋口洋介は、学生時代から女を利用し、成り上がってきた。そして、日本有数の実業家・大垣幸一郎の娘・千秋を虜にした洋介は、自身の起こした旅行会社の出資を幸一郎に承諾させ、独り立ちした。その洋介が気になっている女性が、才色兼備で内気な岩瀬美和子だった。この美和子を自身の学生時代からのパトロンで裏社会にも通じている榎田緋沙子(通称・マダム)に取られた洋介は、強引に美和子を奪取し、自身の秘書にしてしまう。これに腹を立てたマダムは、洋介の会社に放火したり、スキャンダルをゴシップ誌に流したりして、洋介を追い詰める。このままでは、会社が倒産してしまう。そんな大ピンチに陥っても洋介は涼しい顔をしていた。洋介の真意とは!? そして、マダムとの戦いはどちらが勝つのか? 15巻にも及ぶ壮大なる「ある男」の一代記、ついに開幕!

 

なんとなく読み始めましたが、面白かったです。

樋口洋介という青年のサクセスストーリー。最初は女性を利用してのし上がっていくんですが、岩瀬美和子という女性と出会ってから利用はするけど、どこか憎めないというかアフターケアが上手になってるような気がします(笑)

一代で大会社を築いていくのが気持ちいいです。秘書となった美和子とくっつくのは最後らへんですが、他の女性とは扱いが違うというか愛情が感じられていいです。まぁちゃんとくっつくまで毎回違う女性と致してますが(^_^;)

常に表情を崩さず、陥れられそうになっても倍返し! イケメンで才気あふれる洋介と控えめに支え続けた美和子が結婚してハッピーエンドで良かったのにな・・・・最後がね~(T_T)

ちょっとヤバい女に恨まれて何度も何度も窮地に陥りますが、毎回凌いでいたのに! 最後だめだった!!_| ̄|○ il||li

せっかく美和子が幸せになれると思ったのにな~・・・・。

最後は残念でしたが、痛快で面白かったです。

 

 

 

そして続編の「芥子の花~帝王の門~」の主人公は美和子が生んだ洋介の息子洸洋です。

飽くなき野望を持つ男・樋口洋介に息子がいた……!! 彼の名は岩瀬洸洋。美しく、妖しい青年・洸洋をめぐって、新たなる伝説がここに築かれる……!!

 

続きが読めて嬉しいですが本家には敵わないですね。やっぱ二世はね(笑)

成り上がりの過程が面白かったのに、最初から御曹司ですもん。美和子が元気そうでなによりと思ったらまさかの洸洋の双子の妹が赤ん坊の頃誘拐されてて行方不明です。

5巻の最後で双子の妹が発見されて終わりかと思いきや、これ終わってませんよね??? でも5巻で完結になってるし、意味がわからん!! 双子の妹どうなったのさ!!

ストーリー自体はどちらとも面白かったですが、どっちも最後がスッキリしません。

特にこちらの方は色々と消化不良のまま終わってしまってるのが残念😞

 

 

策略家ヒーロー(-ω☆) リン・グレアム/結婚の罠

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サラは意地の悪いいとこの罠にはまり、彼女と自分のフィアンセが抱き合う姿を目撃してしまう。ショックで茫然自失のまま部屋を飛びだしたサラは、気づくと会社にむかっていた。本当に最悪の気分だわ…。同僚のデスクで見つけたブランデーを一杯あおったサラは、出張中のはずのボス、アレックスが突然現れたので驚いた。サラは普段、プレイボーイの彼の尻ぬぐいばかりさせられている。たまには私がボスを困らせたってかまわないはずよ。サラはアレックスに全てをぶちまけると、大胆にも胸に飛び込んだ。

 

婚約者の浮気現場を目撃したヒロイン。勢いで職場の上司であるヒーローと関係をもってしまいます。

プレイボーイなヒーローなんですが、ヒロインを手に入れるために婚約者に探偵つけてあら探し。わざと浮気現場を目撃させて傷ついたヒロインに優しくします。そして見事プロポーズを受けさせます。ヒーローが策略家だけど、それだけ一生懸命ヒロインを手に入れようと頑張ってるので割りと好きでした。

そこまでされてるのに私の体だけが目的なのよって思い込むヒロインはなかなか無理がある💦

あとリングレアムのヒロインは「私の体だけが目当てなんだわ」ってよく言うんですが、それはそれでなかなかの自信家だと思うのは私だけですかね(笑)

 

★★★★☆

ヒロインがな~・・・ リン・グレアム/伯爵の花嫁

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イギリスの田舎で小さな花屋を営むジェマイマは、ある日、見覚えのある高級車が店の前に止まっているのに気づき、青ざめた。別居中の夫アレハンドロ──ついに彼がやってきた!伯爵である彼とは出会ったとたん恋に落ちて結婚し、スペインの城へと移り住んだものの、彼の情熱は日ごと失われた。不運な流産を機に、アレハンドロのベッドからも追い払われたジェマイマは、2年前、泣く泣く家を出たのだった。警戒心をあらわにする彼女の前に立つと、彼は傲慢に言い放った。「僕を裏切った女と離婚するために来た」ええ、そうね。あの秘密を彼に知られる前に急がなければ……。

 

ヒロインがヒーローの弟と浮気したと思っているヒーロー。ネタバレしちゃうと弟はゲイです。そういう設定多い💦

流産したと思い込み家出したけど、子供は無事に出産。親子二人慎ましく暮らしているところに、離婚するために表れたヒーロー。

子供を奪われまいとするヒロインですが、はなっから自分の子供だと思っていないヒーローに「あなたの子よ!」と怒るんですが、知られたら子供を奪われるってさっきまで言うてましたやーん。

隠せばいいのに、わざわざ自分から告白して子供と離れたくなければ結婚をやり直すんだって脅されて悲劇のヒロインになるのは無理があるよ~(笑)

とにかくぶれぶれヒロインにイライラします。

まぁ結局のところ丸く収まりますが、早計なヒロインが全部悪いです。

 

★★★☆☆