蔦屋敷には、誰も知らない秘密がある…。十二年前の夏に出会った忘れえぬ少女・百合と再会した若き画家の淳。その日から淳の身の回りでは、不可解な事件が起こりはじめる。彼女は聖女か、それとも魔女か?美に囚われた人々の惨劇を描く、欲望と背徳の伝統的ゴシック・ミステリ。
この作者さんの「この闇と光」が好きだったので、似たような耽美系のお話なのかなって思って読んでみました。
うーん、ちょっと期待はずれでした。古い洋館とか登場人物が美青年やら美少年やら美少女やら・・・全体的に薄暗い雰囲気が漂っていて最終的に悲劇へと進んでいくところは好きなんですけどね。
主人公の周りで不穏な出来事が相次ぐんですが、匂わせが多すぎるよ~。謎のままってモヤモヤする。
主人公が幼い頃に出会った美少女のインパクトが大きすぎて、その美少女が大人になると影が薄い💦 そして兄はゲイだったの??
いろいろモヤモヤする~(笑)
★★★☆☆