大実業家ラファエルはどうしようもないほど自信家だ。ジョージィが彼の妹を訪ねるために来たと言っても、信じない。ラファエルが彼女の言葉を無視するのは、今回が初めてではなかった。四年前、まだ学生だったジョージィが彼とつき合っていたころもそうだった。一方的にジョージィを不道徳な人間と決めつけ、泣きながらの抗議にも耳を貸さず、ラファエルは怒りとともに彼女の人生から去っていった。苦い初恋の思い出だ。だが、そのラファエルの黒い瞳に熱く見つめられたとき、ジョージィは今でも彼に夢中なのを思い知らされた。
ネットオフのタダ本購入分です。
ヒーローがいつもどおり傲慢なんですが、ちゃんと結婚しようとしてとことにキュンとします。
まだティーンエイジャーだったヒロインとお付き合いを始めたものの、結婚までは手を出さないと決めていたヒーロー。
ヒロインのために部屋を改装したりして、準備万端だったのに、誤解からお別れしてしまいます。
四年後、トラブルに見舞われてヒーローに助けを求めます。ヒーローは今だに怒りが解けておらず、当たり前のようにバージンですがビッチだと誤解し蔑みます。
そして四年前の誤解を解きたいのに信じません。まーそれなりの理由はありましたけどね。それでもその場でちゃんと話せば良かったのにー。
毎回のことですが、二人がベットインして晴れて誤解は解けます。
傲慢ヒーローですが、どことなく可愛気があります。ヒロインは無鉄砲のトラブルメーカーなのでヒーローが誤解してもしょうがない気もします(^_^;)
★★★★☆