久しぶりにロマンス小説を読みました。シークレットベイビーもの。
フランス名家の出で、銀行頭取のリュク・サラザン。初恋の人でもある彼との結婚は、スターには苦しいものだった。裕福で何不自由のない暮らしとはいえ、夫には公然と愛人が。ある日、自分は決して愛されないのだと痛感したスターは、耐えきれなくなり、リュクのもとを去ったのだ。あれから1年半――貧しいながらも平穏に暮らすスターのもとに、妻の居場所を突き止めたリュクが、怒りもあらわに現れる。まさか……リュクは知ってしまったの?別れたあとに私が人知れず産んだ、双子たちの存在を。
文句言いつつもついつい読んでしまう、リン・グレアム。
今回もまた強引なヒーローと激情家のヒロインでした、何度目だろう、このカップリング(笑)
リン・グレアムのヒロインの母親は結構毒親が多いんですが、今回はちょっと自分勝手なところがあるもののわりかしいい母親だった気がします。
それでも不運な母親でヒロインを身ごもったまま結婚した相手が博打好き・・・亡くなってしまい後見人に引き取られ寄宿学校に入れられます。
その後見人の息子がヒーローです。
ヒロイン的には初恋の人なんですかね~押せ押せの最中、思わずキスしてしまったヒーローですがそこにヒロインの母親が! 娘を奪われたと思って恨んでいたので騒ぎます。
スキャンダルになってしまうので結婚した二人です。
でもヒーローはそれが不満、ヒロインは満足してますがなかなか手を出してこないヒーローにヤキモキ、おまけに愛人とまだ続いてると知って家を飛び出します。
ヒロインがベットに忍び込んで一夜は共にしてたようなんですが、ここらへん時系列がちょっと分かりにくかったです。
まぁその一夜で子供が出来たという、期待を裏切らない展開です。
一人で子供(双子)を産み、当て馬の男性(ヒロインの認識はあくまで友人)の協力もあり、なんとか暮らしてましたが、そこに現れるヒーロー! 母親がヒーローの親戚に借金をし、そのことで訪ねてきました。
他の男の子供を生んでると思っているヒーローは冷たいです、そして愛人契約を持ちかける、あるあるですね。
ヒロインはなぜかなかなかヒーローにあなたの子供よとは言わず、誤解をさせ続けます。
いざ自分の子供だとわかるとわかりやすく子煩悩になるヒーロー。
なんだかこの二人好きになれませんでした(^_^;)
お互い話し合いが足りないよ~。
結局愛人の誤解もとけ、借金を返し、母親はヒロインの本当の父親と再会して再婚、ヒロインはヒーローから熱く求められ元サヤです。
読み終わると、もう勝手にしてよ! という気分になる一冊でした(笑)