DS収録本です。お金持ちのお嬢様がヒロインです。
父親の頼みで、アシュリンは大企業ハミルトン社の役員を務めるはめになった。ところが、初めての役員会でとんでもない醜態をさらし、若き会長カーター・ハミルトンから辛辣な言葉を浴びせられてしまう。反感をつのらせるアシュリンに、ある日突然カーターから電話があった。有能な秘書がけがのために数週間会社を休むことになったから、できるだけ早く出社して助けてほしいというのだ。
会社を売ってそこの役員に娘を押し込む父親、娘を自慢したい両親のせいでいやいや役員会議にでます。
ヒロインのアシュリンは若き会長のカーター・ハミルトンに反感を持つのですが、秘書がケガした為に変わりに仕事をすることになります。
アシュリンは美人でお金持ちで、語学に強くコミュ力が高いです。
仕事をした事がないのでそれをコンプレックスに思っていますが、自分の能力を認められやる気が出ます。
アシュリンの魅力に周りはメロメロ、カーターはそんなアシュリンと男たちを見て嫉妬に燃えます(笑)
冷たくしたり、ひどいこといったり、なかなか子供なヒーローでしたが、わざわざアシュリンの仕事部屋に寄ったりと可愛いらしい一面もあります。
アシュリンが知り合いの男の人に襲われてしまうんですが(未遂です)その後二人がちょっといい感じになってベットシーンになだれ込み~なんですが、突如ヒーローが立ち去っていくという・・・・アシュリンもキョトンですが、私もキョトンですよ!
そこで置いていかれたら悲惨以外のなにものでもないと思うんですけど・・・・・結局その事についても後から言い訳? らしきことを言ってましたが、納得できず・・・・読み終わった後もそこだけは謎です。なんでだ、カーター!!
それはそうとアシュリンの両親がちょっと鬱陶しいです。
大学進学も邪魔するし、仕事も持たせなかったり・・・・役員になってからは無理やり気味に仕事に行かせ逐一報告をさせ、それを周りの親族に自慢したり・・・・普通に働かせるのは駄目だけど、役員ならOKというのがお金持ちだからなんですかね。
アシュリンも言ってましたがプライドの塊でした。というかアシュリンもプライドの塊ですが(笑)そこは親子なんでね。
なかなか面白かったのですが、最後のお互いどう思ってたかを告白する場面がやたらめったら長いです。
この時はどうだった、私はこう言った、でも本当はこう思ってたとすべての行動に言及してます。
読者は読んでたら嫉妬してるのわかるから~わざわざ最後に一個一個弁明しなくて大丈夫ですよ。さすがに白けます。
珍しく過保護?な両親以外ヒロインをいじめる人もおらず、恵まれてる環境、容姿なのでちょっと物足りない気はしますね。
ヒーローも早くからヒロインを気にしてますし、美男美女で経済的にも釣り合いが取れていてお似合いだと思います。
ハリウッドの恋愛映画にありそうなお話でした。セレブなオフィスラブです。
私のすすめ度は★★★☆☆です。
恋はオフィスで―隠された甘い果実・不機嫌な秘書 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊)
- 作者: エマダーシー,ジェシカスティール,Emma Darcy,Jessica Steele,南あさこ,大島ともこ
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2006/03
- メディア: 新書
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