サリー☆のブログ!!

読んだ本、買ったもの、株もちょっとやってます(*^_^*)

平安時代のお話はお好きですか?「さいとうちほ/とりかえ・ばや」

さいとうちほさんと言えば学生の頃買ってた少女コミック雑誌で読んでました。

リアタイで読んでたのは「花冠のマドンナ」です、懐かしい。

それから遡ってコミックを集めてました。

持っていたのは「もう1人のマリオネット」と「円舞曲は白いドレスで」シリーズです。

どれも面白かったんですが、雑誌を買うのをやめてから見なくなってました。

しばらくぶりに気になったのが「とりかえ・ばや」です。

男らしい姫君と女らしい若君
それならいっそとりかえてしまいませう―――

ベテランのさいとうちほが、新たな衝撃作をスタート!
“男女逆転ドラマ”の原型である古典「とりかへばや物語」を大胆にアレンジ。

男として生きる女君・沙羅双樹と、女として生きる男君・睡蓮の禁断の運命は―――!?

 

1巻のあらすじを読むと、なぜか見覚えが・・・これって「ざ・ちぇんじ!」じゃないですか?

ご存知の方も多いと思いますが、氷室冴子さんの小説です。原作が一緒なんですね。

 

大好きで小説ともに漫画の方も持ってます。 

小説 ↓

コミック(全2巻) ↓

ざ・ちぇんじ! 1 (白泉社文庫)

ざ・ちぇんじ! 1 (白泉社文庫)

 
ざ・ちぇんじ! 2 (白泉社文庫)

ざ・ちぇんじ! 2 (白泉社文庫)

 

 

こっちの方が有名ですかね、「なんて素敵にジャパネスク」こちらも小説ともに漫画を持ってます。手放せません。

 氷室さんは私の中でです!!

 

・・・・話がそれましたが、そんなわけで気になってはいたんですよね。しかし当時はまだ完結してなかったので手を出していませんでした。

しかし無事13巻で完結したと見つけたもので我慢できす、大人買い(笑)

いやもう一気読みです。面白い!!

 

中納言の男らしい娘(涼子)と、女らしい息子(月光)、母親違いで同じ日に生まれた双子みたいに瓜二つの姉弟のお話です。

涼子は男と偽って14で元服し、男しかいない朝廷で才覚を発揮していきます。

月光は女として女東宮の尚侍になります。のち女東宮を好きになり男として目覚めて(笑)いきます。

 

今でこそ、女主人公が男の格好をしてあれこれやら、男の主人公が女の格好をしてあれこれなどお話が山程ありますが、こんな昔の時代にこんなシチュエーションのお話があったことにまず驚きますね。

 

日本人凄い!

萌えの遺伝子が凄い!!

 

ちなみにお話は大きくわけて2パートに分かれるかなと思います。

前半の男女逆転パートと後半のお互いが本来の性に戻っての正常パート。

 

私は俄然後半パートが好きです。だってが素敵なんですよ!!!

ざ・ちぇんじ!のおかげで最終的に帝とくっつくのは知ってたんですが前半はあまり出てこないのでひやひやしてました。

てか他の男性との性交、妊娠、流産にも驚きました。(ざ・ちぇんじ!だとキスで子供ができたと思い姿をくらましたはず・・・読み直さないと)

ざ・ちぇんじ!に比べて全体的に大人向けでした。

ここで私が身もだえたシーンご紹介。

 

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帝!! 独占欲!!

 

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このキスシーンも!!

 

いや~悶えました。悶えまくりました。ヒューヒューです。

他にも萌えポイント多数です。

さいとうちほさんの作品(私が読んだ中)でこんなにキュンキュンしたのは初めてでした。

しばらく帝帝言ってそうな勢いです(笑)

 

こうなってくると小説の方も気になります。

田辺聖子さんも書かれてたんですね。 

とりかえばや物語 (文春文庫 た 3-51)

とりかえばや物語 (文春文庫 た 3-51)

 

 

 この方のは「おちくぼ姫」を紙で持ってました。しかし私が持ってた当初の表紙はもうなかったですね、時代の流れを感じます。でもこの表紙おしゃれで可愛い。

おちくぼ姫 (角川文庫)

おちくぼ姫 (角川文庫)

 

 お話も面白いですよ、ハッピーエンドですしね。ガツンと悪いやつにバチが当たる(当てるの間違いかもしれませんが)のでスッキリします。

日本版シンデレラです。

シンデレラの王子よりこちらの右近の少将の方が頑張ってます(笑)

 

脱線しまくりましたが、私のおすすめ度は★★★★☆です。

ちなみに帝は無限大(笑)

 

平安時代の小説や漫画がもっとたくさん読みたいな~と思いましたね。

探さないと!!