DS収録本、記憶喪失物です。
その朝、レイチェルの家で電話のベルが鳴り響いた。受話器の向こうから聞こえてきたのは、十二年間、かたときも忘れたことのない声だった。「トリスという名前に心あたりがありますか?」トリス―私の一生に一度の恋。豪華客船の旅で、めくるめく情熱をともにし、すぐに結婚しようと誓って…それきり姿を消した男性。レイチェルはひどく動揺した。なぜ今になって電話なんか?だがトリスは、レイチェルを捨てたわけではなかった。愛し合った日々の記憶を失っていたのだ。
ヒロインのレイチェルとヒーローのトリスは12年前激しい恋に落ちます。結婚を約束しますが、トリスが記憶喪失になり、レイチェルは遊びだったとおもい、一人で子供を産みます。
レイチェルが書いたラブレターを12年ぶりにトリスの甥が見つけます。
そこから止まっていた時が動き出します。ここまではなんだかロマンチックだなと思っていたんですが・・・・。
トリスはレイチェルに連絡を取りますが、その時点でもう子供がいるかもしれないと
感づいています。そして恒例のなんで連絡しないんだとトリスを責めます。
捨てられたかもしれない人の子供を身篭って、女性の方から連絡するのってなかなか勇気がいると思うんですが・・・付き合った期間が短く10代ならなおさら。しかも本人とは連絡とれないからその親にとかって。
トリスが責めるのが納得出来きません!!
ほとんどのハーレクインのヒーローがそうなんですよね~、まず責める。
いやいや、とりあえず記憶を失って1人で産ませてすまなかったと言えるヒーロー出てこいよ!!
その時点でなんだかな~な気持ちになります。
それ以外はとても出来た人でした。
事故で亡くなった兄夫婦の息子アランを引き取り育てたり、子供の為に引っ越しを厭わないとか。
子煩悩ではありますが、最後までレイチェルの再婚話をしてたのもちょっと・・・。
誤解させたのはヒロインの方ですが、なんだかモヤモヤしました。
物わかりの良さは感じますが、愛は足りなさそう。
そもそもが短いですからね、交際期間が。子供が結構でばってるお話なので二人のラブ度は低いかなと思います。
面白くなくはないんですが、なんか物足りない・・・・。もうちょっとヒーローの情熱的な部分が読みたかったです。
私のおすすめ度は★★★☆☆です。
収録されているDSソフトです。