あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。ほかの家族が殺されたこの屋敷で、姉のコニーと暮らしている……。悪意に満ちた外界に背を向け、空想が彩る閉じた世界で過ごす幸せな日々。しかし従兄チャールズの来訪が、美しく病んだ世界に大きな変化をもたらそうとしていた。“魔女”と呼ばれた女流作家が、超自然的要素を排し、少女の視線から人間心理に潜む邪悪を描いた傑作。
7時間半と長いですが、標準でも朗読スピードが早めでヒロインの一人称なので聞きやすかったです。
主な登場人物は四人です。大人になりきれないヒロイン(実年齢は18歳らしいですが、言動は12歳くらいに思えます)とやたらめったら自分を責めてしまう姉。ボケてる叔父さんに、遺産目当ての従兄弟。
村の人の名前が覚えづらい。カタカナはね〜。でもまぁ覚えなくても問題はないです。なんとなくでOK。
読後感は悪いです。集団心理って怖い。いや〜な気持ちになりました。結局なんで家族が殺されたのかもはっきりしませんでした。犯人はすぐわかるんですけどね。私の想像力が足りないのか・・・・。
ホラーなんですかね? それさえも私にははっきりしない(笑)
ある意味ハッピーエンドだと思いますが、これからどうするんだろう?
普通に心配です。
★★★☆☆