久しぶりに宮緒葵さんの本を買いました。表紙買い~(*^^*)黒髪長髪攻め大好き!無邪気受け大好き!なのでツボでした。江戸時代のお話なので文がちょっと固めですね。
日陰の身にもかかわらず慈悲深く麗しい主君・月千代に忠誠を誓う、近習の雛丸。なのに、自分のためにその手を穢させてしまい、無念の思いで共に出奔した。けれど月千代は軛から解き放たれたように艶やかで、獰猛さを滲ませた顔をする。「真のまぐわいというものを教えてやろう」遊女屋の主に収まった月千代に囁かれ、恍惚のまま身を任せた雛丸は、やがて物狂おしい想いに囚われ―。
カップリングは月千代(側室腹の美貌の若君)×雛丸(月千代の側仕え)です。
月千代18歳と、雛丸17歳と年の差のあまりないカップルですが、雛丸の見た目が年齢-5歳に見えるそう・・・・12歳になっちゃうよ(笑)
雛丸は純粋無垢な男の子で、月千代に忠誠を誓っています。というか崇めてますね、何度も天女だなんだと絶賛しております。
そんな雛丸には兄が二人います、長男の峻冬と次男の安春です。
二人の兄から溺愛されている雛丸は1月に1度家に帰ることを許可されています。そこで月千代の悪い噂を聞いてしまいいてもたってもいれれず屋敷に戻ります。
月千代の部屋へ行くと取り巻きたちが居て揉めますが、雛丸の方を庇ってくれます。
それを見て取り巻きたちは大激怒、夜また忍んできます。
月千代に被害が及ぶと思って、雛丸の中の何かが目覚めます。気づくと取り巻きたちは惨殺されていました。
月千代に雛丸の為に殺したと言われ、一緒に出奔します。
町で知り合った旦那さんから遊女屋を譲り受け二人の蜜月が始まります。
1年ほどたった頃、兄達が探しに来ます。
峻冬に捕えられ、兄の異変に戸惑います。助けに来た月千代に危機が迫り雛丸は鬼に変化します。
雛丸の家は鬼を退治して名を上げた家だったのですが、実は鬼の少年を愛したあまりにおかしくなった当主が少年を殺して自害してしまったという曰くありだったんですね、それから無邪気な子(鬼)が産まれてはおかしくなる当主が出てくるという悪循環です。
おかしくなった峻冬をとめたのは次男の安春です、歴代おかしくなった当主をとめるのは次男の役目だそうで・・・・苦労症ですね。
というわけで後のことは安春に任せ、月千代と雛丸はふたりで町を出ます。
めでたしめでたしです。
読後の感想で真っ先に出てきたのはエロがねっとり長いということですね(笑)
読んでて、なかなか終わらないな~と思ってました。
攻めの月千代が魔性なんですよね、周りが自爆していくのを楽しんでます。狐の子と噂されてますが、本当に狐の子です。
たまにしっぽ出したり・・・・。あとは目が光るくらいですかね。
そんな月千代ですが、雛丸にだけは猫をかぶってました。自分の為に鬼に变化した雛丸に狂喜乱舞します。
月千代も残虐なんですが、長男の変わりようの方が怖かったです。(もとが実直な人だったのでね)
次男がいい男でした。というか唯一まともな人でした。
ちょっと気になったのはとりまき連中とも関係があったんですが、果たしてその時月千代はどっちだったのかなと・・・・どうやら受けっぽかった感じなんですよね~。
でもアレは大層な大きさだそうで・・・・(笑)
攻めが受け経験とかあるの苦手なんですよね(^_^;)
はっきりと書かれてないから難しいとこなんですが。
幼少の頃から人を狂わせるのがお好きだったみたいなのでやっぱ受けもしてたんだろうな・・・・。峻冬から「この女狐が!!」と罵られてましたしね。うーん。
そんな月千代は雛丸を溺愛して執着してます。遊女屋を譲り受けた後(のっとったんですが)からは二階の部屋に雛丸を囲ってエッチ三昧です。
部屋から出るときは張形を入れるように指示、雛丸はちゃんと守ります(笑)
月千代はなんだかんだと生活能力というか人を操る技を持ってるのでこれからもどうにかやっていけそうです。
雛丸は無邪気なまま喘がされてればいいと思います。
私のおすすめ度は★★★☆☆です。