サリー☆のブログ!!

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痛い系のBL小説「水原とほる/夏陰・箍冬」

夏陰 ―Cain―

デビュー作だそうです。任侠もの。

ある時、雪洋がバーテンとして働く小さな店に、場違いの男たちがやって来た。ドアを開けたのは、一目でその筋のものと分かる岡林とその配下の連中だった。冷たさと知性を漂わせる岡林は、雪洋の女に見紛うような美貌とそれとはうらはらな強気の態度に惹かれ、なんとその場で体を凌辱したばかりか、自分のものなれと言い放ったのだ。暴力団の要人である岡林に刃向かう術もなく、雪洋は決して逃れられない腕へと墜ちていくが――!?

 

カップリングは組長の岡林×大学生の雪洋です。

バイト先のバーにやってきた岡林に反抗的な態度をとってしまった雪洋はその場で殴られ無理やり~(組員とマスターが見てますよ)・・・病院送りになりました。

雪洋には両親はすでに亡く、結婚を控えた姉がいるだけです。

ここでね、お得意の姉がどうなってもいいのか~と脅しが! というわけで雪洋は岡林のマンションで一緒に暮らすことになります。怖がってる割に強気な雪洋。

結構乱暴な夜を過ごしながら、なんだかんだと上手くやってるっぽい二人。

岡林はベット以外は割と優しめですかね、惚れた弱みなのかもしれませんが。

 

岡林と雪洋をかばって舎弟が亡くなってしまいます。その舎弟は雪洋にとっても心を許せる友達のような人でした。

敵討ちに雪洋に犯人の指を詰めさせる非道ぶり・・・・可哀相に、気を失っちゃったよ!

 

岡林は飄々としているけれど、影のある執着系。雪洋は強気だけど隠れMっぽいです。

 

 私のおすすめ度は★★★☆☆です。

夏陰 ―Cain― (ピアスノベルズ)

夏陰 ―Cain― (ピアスノベルズ)

 

 

箍冬-Cotoh-

続編も出ています。出会いから半年後です。

大学生の沢田雪洋(さわだ・ゆきひろ)はふとしたきっかけから暴力団の要人・岡林祐司(おかばやし・ゆうじ)の目に留まり、身の自由を奪われ、愛人としての生活を余儀なくされている。周りには常に岡林配下の者がいる日々。岡林は関西を牛耳る暴力団の本家の三男として生まれたものの、正妻が生んだ兄二人とは折り合わず若くして上京、自分の力だけで関東進出を果たしたやり手だった。
 雪洋は冷酷な気性の岡林と一緒に暮らすうち、その歪んだ愛情を受け入れるようになった。とはいえ、時に見せつけられる非情な態度には、そのたび自身とは別世界の住人である事実を思い知らされ、恐怖心だけはいまだにぬぐえない。大学での勉学に没頭することで過酷な現実を忘れようとする雪洋だったが、岡林と対立している異母兄たちの動きが不穏な様相を見せ始め、身辺に危機が――!?

 

行ってらっしゃいのキスをする二人。もちろんお帰りのキスもです。習慣だそうで、ラブラブですね。まぁ甘さは皆無ですが。

新しい世話係があまり雪洋のことをよく思ってないらしく、居心地の悪い日々を過ごしていましたが、大学の研究所の手伝いで1週間泊まり込む事になります。勉強には寛大な岡林。

しかし、1週間後迎えに来た岡林はアクシデントで先輩に抱きしめられる形になっていた雪洋を見てしまい・・・三日間監禁して陵辱です。剃毛もされちゃう。

岡林を愛してるのに信じてくれないのでストレスで過呼吸になったりと今回も大変な目にあってますね。前作より雪洋が大人しめ。

岡林の父親の遺言書のせいで雪洋が巻き込まれます、助かったと思いきや岡林からの平手打ち・・・・・いくらうかつだったとはいえ可哀相。そもそもの原因は岡林なのに・・・・。

嫌われてると思っていた世話係は雪洋に横恋慕だったらしく、やってる現場を見せる岡林、鬼畜ですね。

あらためて雪洋が岡林を愛してる、ついていこうと決心するお話ですかね。

更に続きがあったとしても、もう私はお腹いっぱいです(笑)

 

 私のおすすめ度は★★★☆☆です。

箍冬?Cotoh? (ピアスノベルズ)

箍冬?Cotoh? (ピアスノベルズ)