イケメンのゲイの弁護士に狙われてることに気づかない鈍感な弁護士のお話です。ラブコメ。
弁護士事務所で居候弁護士をしている、単純で明るい性格の高岸。隣の事務所のイケメン弁護士・末國からなにかと構われ、ちょっかいをかけられていたが、ニブちんの高岸は末國から送られる秋波に全く気づかずにいた。そんなある日、同期から末國がゲイだという噂を聞かされた高岸は、ニブいながらも末國のことを意識するようになる。しかし、警戒しているにもかかわらず、酔った勢いでお持ち帰りされてしまい―。
カップリングは末國有智34歳(隣の事務所のイケメン弁護士)×高岸恒28歳(居候弁護士)です。
同じ事務所ではく、お隣の事務所のテレビにも出てる有能なイケメン弁護士の末國がなぜか、やたらと高岸に構ってきます。
高岸は末國のことを腹黒いと思っているのに、狙われてるのに気づかないんですよね~。「一緒に事務所やろうよ」と毎回誘われてるのに。高岸が鈍感な割に強気で末國との言葉のラリーが楽しいです。
末國が大人で策士なので、外堀を埋めていく感じがたまりません!!
高岸がいいなと思っている末國の事務所の巨乳さんを餌に飲み会に誘われたり、二人だけでクリスマスディナーを約束させたり、長期戦で落とそうとする末國の大人な余裕が好きでした。
酔っ払った高岸をお持ち帰りして、ちょっと手を出す(未遂)のですが、なんかエロかったです。ここでも大人の余裕が!
エロは少なめな分、お互い気持ちが近づいてる感じをじっくりと読めるので良かったです、でももうちょっとエロが多くても良かったよ!
末國には同期で検事の佐々木という友人がいるんですが、結局佐々木に対して末國の気持ちがちょっとわからない。ん? 結局過去に好きだったの? それともなんかいいな程度なのかな? 溺愛好きとしては友達としか思ってないくらいが良かったんですが・・・・そこがちょっと気になりますね。
番外編でも出張ってきてたのでね(笑)
ただ佐々木の「一緒に事務所をやろうというのはプロポーズと一緒」という言葉で高岸が末國のことを意識したり、末國は佐々木が好きなんじゃないかと邪推したりするので、物語には必要なキャラですね。
受け視点攻め視点と交互に変わっていくので攻めの気持ち・・・というか企み(笑)も分かって読みやすいです。
なにより攻めの末國のキャラが好きでした!
末國は爽やかイケメンで腹黒いけど、やんちゃ感もあって、余裕があるけど焦れてついつい手を出したりするけど無理やりではない。理想の攻めでした(*^^*)
挿絵もストーリーとキャラに合っててよかったです。思わずこの方のコミックも買ってしまいましたよ! そちらも面白かったのでのちのちレビューするかもです。
軽く読めますが、充実感があります。あんまりエロが多いのが苦手~な方にも。
私のおすすめ度は★★★★☆です。