26歳の子爵令嬢イモジェンは、眼鏡を手放せない地味な壁の花。しかしあるパーティの夜、蔭口から逃れようと向かった庭園で、人違いのキスをされてしまう。相手は放蕩者と噂の侯爵ケレイブ。予定していた愛人とはまったく反応の違うキスに驚いたケレイブだったが、名前も告げず消えた淑女に強い興味を持つ。ケレイブは彼女を探そうと決心するが、なんと翌日、思いがけない場所で出会う。付き合いで赴いた今季一番だと評判のデビュタント、マライア嬢の屋敷に彼女はいた。マライア嬢の姉こそ、消えた淑女イモジェンだったのだ。これまでその存在すら気づかなかった壁の花の、意外な強さとユーモアに魅了されるケレイブ。イモジェンもまた、ケレイブがただの放蕩者ではないと知り、ふたりの間には友情が芽生える。だが世間は侯爵と子爵令嬢の友情など認めない。結婚しなければ、令嬢がもてあそばれたと思われるだけだ。ケレイブは友情を失いたくないと考え、求婚するが、「誰かを愛することはない」という言葉にイモジェンは求婚を断ってしまう…。友情しか認めたくない侯爵と、本当の愛を求める壁の花。すれ違うふたりの恋は…?2017年ゴールデンハート賞受賞&2019年リタ賞ファイナリスト作品!
侯爵×行き遅れてしまった子爵令嬢
タイトル通りのカップリングです。
面白かったです!!
ヒロインが行き遅れたのはどう考えても母親のせいだと思いますが(^_^;)
他の娘たちと比べて長女に厳しすぎ、メガネが気にくわないからってだけでそこまで!?って態度をとります。それだけが理由ではないんでしょうが本当に謎でした。でもまぁそのおかげでヒーローと出会えたわけですからねー。
放蕩者ですが俺様ではなく気配りのできるヒーローでした。ヒロインも内気とありますが、あくまで外人の内気と日本人の内気は同じではない(笑)思慮深く、家族思いな心優しいヒロインです。
初め友達になり、お互い惹かれ合っていくのが良かったです。友達に拘りすぎてなかなか愛してることに気付かない二人。
ヒーロー家族の長年のギスギス感が悲しかったですが、それもヒロインのお蔭で解消します。
結婚を何度断っても諦めないヒーローが素敵でした✨
★★★★★