サリー☆のブログ!!

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がんばり屋で前向きな受け「黒崎あつし/憂える姫の恋のとまどい」

「悩める秘書の夜のお仕事」のスピンオフらしいです。そちらは読んでません。カップリングが違うのでこれだけでも大丈夫です。

唯一の身内である祖父に疎まれながら育った奥野朔は、14歳のある満月の夜に金髪碧眼のロシア人・ヴィクトルと出会う。朔に優しく「カグヤヒメ」と呼びかけ、祖父の下から連れ出してくれたヴィクトル。朔はそんな彼に恋をするが気付いてもらえない―。引き取られてから4年、恋心を打ち明けようやく抱いてもらったが、彼の「恋人」は朔だけではなく…。

 

カップリングはヴィクトル・ゼレノイ(ロシア企業重役)×奥野朔(ヴィクトルに引き取られた日本人)です。

あらすじ読んで切ない系かなと思ってましたが、受けが前向きすぎてあっさりさっぱりなお話でした。

14歳のとき、祖父から売られた先がロシア人の大金持ちのヴィクトル(ゲイ)なんですが、朔は夜の相手をするんだと思っていたんですが、予想に反してそんなことはなく、ただただ優しくされます。ヴィクトルを好きになり、それだけじゃ満足できず、18歳のとき、夜這いをかけて抱いてもらいます。しかしヴィクトルには恋人がたくさんいます。朔は我慢して関係を続けますが、ヴィクトルが気に入っている日本人(前作の受け)のことを探ってほしいと日本に戻り、仲良くなります。

その日本人は恋人と仲良くやってるようで、それを聞いて良かったというヴィクトルにいつか自分のことも手放すのだろうと心をいためます。

そんな時、実の父親が朔を探し出し、迎えにきます。

ヴィクトルに話すと案の定良かったねと言われ、朔はヴィクトルと別れ、家に戻ります。

朔はきちんと勉強し、いつかヴィクトルの会社に入って秘書になろうと決心を新たにします。

しかしそんな朔の周りをうろうろするヴィクトル(笑)我慢できず迎えに来てしまいます。ただ一人の恋人になりたいという朔の真っ直ぐな思いに答えて、晴れて恋人同士になってめでたしめでたしです。

番外編は前作のカップルのお話でした。これは正直前作を読んでないので必要なかったかなと思ったり・・・・しかしヴィクトルが朔の前でわざと日本語が下手な振りをしてるのが分かってキュンとしました。

ヴィクトルが恋多き優しい攻めなんですが、最終的にヘタレっぽくなってました、でもそれも朔の前でだけなんだろうなと思うとほっこりします。

挿絵のテクノサマタさんの絵柄がお話に合っていて良かったです。

 

私のおすすめ度は★★★☆☆です。

ちなみにシリーズ全3巻みたいですね。全部カップリングは違うみたいです。表紙が全部可愛い~。