夏が近づくとホラーが見たくなりますよね。
というわけでKindle Unlimitedで読める渡千枝さんのホラー漫画です。
ほんのり怖いくらいです。そこまで残虐なものはないので苦手な人も入りやすいかな~と思います。人間ドラマが面白いです。
渡千枝傑作集1 FUTURE
短編が6本入ってます。
FUTURE1 呪われた少女
幼い頃から人の死を予知してしまう麻由。そのせいで母親からは疎まれてしまいます。
自分の周りの人が死んでいってしまうのに悩んでいましたが、親身になってくれた従兄弟に救われます。しかしその従兄弟も癌で亡くなってしまいます。
FUTURE2 救われた少女
中学3年生になった麻由のお話です。クラスの男子がプールで亡くなってるのでしまいます。麻由はもちろん分かっていたのでなんとかプールに近づかないように助言しますが、叶わず。転校してきた少年と事件を解決します。最後は少年のおかげで前向きに。
Dのレクイエム
真苗のクラスでいじめにあっていた少女が亡くなります。その後クラスでは怪奇現象が多発。少女は自殺でクラスを恨んでいるんだとざわつきますが、実は⚪⚪に殺されていたという・・・。
赤い月にうごめく
あきみは土方という男子生徒から殺される夢を見ます。土方は親友を殺し、新しい彼女も殺そうとしていると思ったあきみは助けようとしますが・・・。
どんでん返しで面白ろかったです。
血の叫び
はるなは義理の兄と二人暮し。ある日連続切り裂き魔と遭遇してしまいます。それから怯えて暮らす毎日。頼れるのは義理の兄とお隣さんだけ。しかしはるなに魔の手が・・・。これは泣けます。
顔のない少年
家族の再生もの。これも泣けます。以外に泣かせる話が多い(笑)
私のおすすめ度は★★★★☆です。
渡千枝傑作集2 歪んだ騎士
短編が6本入ってます。
歪んだ騎士
表題作。さつきは演劇部で、人気者。地味な男子にストーカーされます。オペラの怪人っぽいです。さつきのために色々やっちゃうストーカー。ついにはボーイフレンドを殺されます。
私のために消えてよと思わず言ってしまい、ストーカーは自殺。しかし死んでもなお、さつきの騎士役を演じます。こわっ。
夜叉の社
明るいくるみはクラスでいきなりハブにされ始めました。市長の娘が親玉です。それでもめげずに頑張っていましたが、市長の娘から連絡があり、待ち合わせ場所に行くと死体が。くるみの無くしたカッターが凶器だったために警察に捕まってしまいます。くるみが犯人ではないと確信し兄が調査に乗り出します。犯人にはびっくり。いじめはいけまんね。
パラレル・ライフ
心臓に爆弾を抱えている裕福な彩は避暑地で過ごすことに。その屋敷に100年前に住んでた少女の日記を見つけます。何から何まで自分とそっくりの状況に衝撃をうけます。
最後はハッピーエンドで良かったです。
ささやかれた悪夢
結衣は兄と友人たちとキャンプに行きますか、嵐に巻き込まれます。さまよってるうちに立ち入り禁止の洞窟に逃げ込み封印された扉をみつけます。寺を見つけ避難しますがそこで「あまんじゃく」の伝説を知ります。
次々と殺されていく友人たち。ちょっとテイストが違うお話でした。
風鈴
鈴は再婚した父親の元に引き取られますが、そこで小間使いの様に扱われています。鈴を虐めていた祖母やクラスメイトに被害が及び、死んだ母親のせいではと悩みます。
これも最後はほろりです。なんだかんだで父親が1番最低な気がします。
魔を呼ぶ家
美喜は新しい家に家族で引っ越してきますが、夜な夜な聞こえるお経に精神が病んでいきます。美喜は前の学校でいじめをして自殺に追い込んでしまったクラスメイトがいるのですが・・・。これはもう因果応報ですね。
私のおすすめ度は★★★★☆です。
渡千枝傑作集3 手・怪奇迷宮
短編が7本入ってます。
手・怪奇迷宮
美都の家に送られてきた荷物から切断された腕が発見されます。警察を呼びますが、その中に高校の先輩だった阿久津もいました。しかし腕は無くなっており、その次の日父親が事故で亡くなってしまいます。腕が家族に襲いかかってきます。実は父親の会社の女性社員のもので、真相を確かめるために美都は送り主の住所を訪ねます。
ホラーっぽいですね。父親がイケメンだった・・・(笑)
わたしが消えた!
美幸はバスに乗って高校受験に行く途中トンネルで事故にあい、慌てて高校に行きますが存在を消されています。中学の先生もクラスメイトも家族さえ美幸のことを忘れています。その中で幼馴染の勝だけ平行世界じゃないかと親身になってくれます。これは最後はひやっとしますね。ホラーというよりSFっぽいです。
悪夢の落とし穴
ユリエは夢で死体が沼に捨てられるのを見てしまいます。そしてテニスの合宿の近くに夢で見た沼が。何度も夢の中で殺されそうになるユリエ、テニス部のOBの1人を疑いますが・・・。
故意の殺人ではなく、事故なら警察に行くのが1番ですよという話。
闇からの招待状
父が亡くなり、身寄りのない比呂子は幼い頃自分と父を捨てた母の元へ行きます。そこで偏屈な義父と穏やかな義兄、美人な母と暮らし出します。しかし義父が錯乱して・・・時間軸が分かりずらいですかね。過去に行ってたんですかね~なんのために?
ちょっとよく分からなかったかも。
死者の花嫁
死霊結婚に使われた人形が亡くなった沙智の母親をモデルにしていたことから死霊に付け狙われます。そんな風習あるんですね~怖っ。
黒い手袋
聖子は祖母思いの優しい子でしたが、友達から好きな相手をとられ、母親に捨てられてだんだん人を恨むように。呪いで自分にとって邪魔な人を始末するうちに・・・。転落物です。いい子だったのにな。
午前二時のデッドゾーン
真弓たちグループ3人はルームメイトを虐めて自殺に追い込んでしまいます。その後自殺した少女そっくりな転校生がやってきます。それから1人ずつ事故で亡くなってしまいます。これはなんか最後がゾワゾワしました。
私のおすすめ度は★★★★☆です。
※1ヶ月限定でKindle Unlimitedに入会してます。5/29~6/29までに読んで本です。それ以降読めるかどうかはわかりませんのでご了承ください。