たまに凄く痛い系のBLを読みたくなるんですよね~、そんな気分の時に水原さんの小説はぴったり(笑)です。
深夜の帰り道、突然目の前に飛び込んできた血塗れの男──。内気な大学生の史也(ふみや)は、男を無視できず介抱するが、偶然男が隠し持つ拳銃を見つけてしまう。「バラしたら殺す」傲然と威圧するその男・鷲谷(わしたに)は、なんと対立組織に襲われた若き極道の組長だった!! しかも恩を仇で返すように「始末するには惜しい身体だ」と、史也を陵辱して!? 極道の男に刻まれる痛みと快楽──ハード・セクシャルLOVE。 ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
カップリングは組長の鷲谷×大学生の史也です。
鷲谷は俺様で暴力的で執着系・・・・たまたま刺された鷲谷をほっとけず、看病した為に平凡な人生が終わりを告げてしまいました。
最初っから飛ばします・・・平手打ちされ、髪を掴まれ、無理やり~です。痛々しい。
お相手がお相手なので逃げられません。警察に行きたくても陵辱された後写真を撮られているので身動きできず・・・・ちなみに家族構成やら大学やらも調べ済みです。恐ろしい。
ダラダラと関係を続けている史也ですが、実は気になる相手がいます。大事な友人だと思っていたのに鷲谷に抱かれるようになって自分の性癖に気づきます。その彼に映画に誘われてウキウキと出掛けて行きます、鷲谷に嘘をついて。
それが見つかりさんざんな目にあいます。いやもう悲惨です、ホースを突っ込まれて排泄強要・・・・これはさすがにね、引きましたわ! そしてその後、最中を友人に見させるという鬼畜ぶりです。
史也くん、ボロボロ~。
ついに警察に行く決心をしますが、敵対する組織に連れ去られ~でも助けに来てくれた鷲谷にキュンとします。
DV被害者の心理なのでは・・・と思いつつもハッピーエンドです。うーん、どうせ逃げられませんしね。
私のおすすめ度は★★★☆☆です。