恋愛軌道の中のレッドラインの受けの弟くんのお話らしいです。スピンオフですね。
前作は読んでませんが、これだけでも読めます。
【無謀な恋をしている――】 実兄に異常なまでに執着する怜二。そんな怜二の前に高校教師・芳塚が現れる。全てを知った上で優しく接してくれる芳塚に次第に心を開いていく怜二だったが、ある夕暮れの放課後、彼から突然キスをされて――?
芳塚(副担の先生)×生徒の玲二です。
先生、淫行ですよね・・・明るめの話ならそう思わないんですが、これはシリアスだったんで、なかなか重い話だったかなと思います。
玲二には他に好きな人がいるんですが、実の兄です。しかもその兄には男の恋人がいます。
玲二は金髪ピアスと見かけこそ派手ですが、無口のちょっと不思議ちゃんな感じがします。ちょっとぽやぽやしていて、お兄さんに対して叶わぬ想いがあるみたいなんですが、そこまでの執着は感じませんでした。大好きなお兄ちゃんがとられるぐらいですかね? レッドラインの方を読んだらまた違う感想かもしれませんが、とりあえず本作ではそんな感じです。
出席がたりない生徒の生活指導をすることになった副担の芳塚先生が、憂いを帯びた玲二に思わずキスしてしまいます。そして「キモチワリィ」と言われてしまいます。なんだか可哀想。
しかし先生頑張りました。陰日向に玲二を支えます。そして思いが通じあい、ついついまた教室でキスしてしまいます。
それを他の先生に見られて辞職(笑)だから重いって。
ちょっとヘタレな先生を受けがきちんと追っかけていきます、先生良かったね。
まるまる一冊この二人のお話です。
私のおすすめ度は★★★☆☆です。