人によって好き嫌いが別れる話かと思います。ひとえに攻めの性格を許せるかどうかですかね。
天才肌ながら、奔放で無遠慮な物言いをする久坂。そんな彼の下、研修医の目賀田は「こぶたちゃん」と呼ばれ、意地悪にからかわれては振り回されていた。だが目賀田は、久坂の才能を尊敬している。密かに恋してもいたが、地味で不細工な自分が彼に相手にされる訳がないと諦めていた。なのに、その気持ちを弄ぶように「気まぐれだけど抱いてあげる」と、ちょっかいを出され…。
カップリングは変人で美形な病理の准教授の久坂×地味で不細工な太めの研修医の日賀田です。
不細工攻めは嫌だけど、不細工受けは好きです。
やっぱ攻めには夢をみたい(笑)
ただイラストだと日賀田は結構可愛いです、そしてぽっちゃりでもない・・・うーん、絵は綺麗ですが、作中の受けの容姿とは違う気がします。
久坂は若くて可愛い子、美人な子としか付き合わない面食いさん。日賀田のことを「こぶたちゃん」と呼んでいちいち絡んできます。
この時点で久坂は好きな子にちょっかい出す小学生みたいだなと思ってました。
日賀田は自分の容姿にコンプレックスがあり、卑屈ですが、仕事は真面目、久坂を尊敬しています。
久坂に想いを寄せていますが、自分は可愛くも綺麗でもないから相手にされないと最初っからあきらめています。
目賀田の態度で自分のことを好きだと確信した久坂は気まぐれに手を出します。
久坂にしてみれば自分を好きなのに喜んで抱かれようとしない日賀田が理解できません。
「好きだから二度と触れてほしくない」泣きながら訴える日賀田。私も貰い泣き(><)
いつも通り接したいのに久坂の態度もあって上手くいきません。言いたいことを言って逃げる日賀田。もちろん、久坂は追いかけます。
久坂は可愛い、美人=好きだと思っていて、こんな感情は知らないと日賀田を抱きしめます。
久坂は初恋ですね、とういか日賀田も初恋・・・初々しい2人です。
「恋をしたんだ。綺麗でも、可愛くもないのに、キミはボクにはとても可愛く見えるんだ」
そこからはもうラブラブです。自信のない日賀田を甘い言葉で口説きます。
「こぶたちゃん」がめちゃくちゃ甘く響きます。
最初嫌な攻めだなと思ってましたが、がらりと印象が変わりました。子供っぽいところもありますが、才能のある大人攻めでした~(*^^*)
私のおすすめ度は★★★★☆です。
初読みの作家さんだったんですが、この1冊しか出てないですよね。面白いのに残念です。