積読分。
こちらもあらすじを読んで面白そうなので購入した本です。
幼くして両親を亡くしたダイナの後見人となったのは、名門銀行家一族の若き当主、ジェイソン・デブレルだった。二十歳になったダイナは、ジェイソンにプロポーズされる。こんな内気な私に…。ダイナは夢見心地で「はい」と言った。だが、婚約発表パーティが催されたハロウィーンの夜、ジェイソンの求婚が愛からではなく、同情だったことを知る。ダイナは逃げ出そうとしたが彼に見つかり、その夜、怒った彼はなかば無理矢理に、ダイナを自分のものにした。翌朝、ダイナは家を出た。彼の子を宿したとは知らぬまま。
「どうして、ほっといてくれないの? もう会いたくないわ・・・。顔も見たくないし、声も聞きたくないの。お願い、帰って!」
あらすじで地味で大人しめなヒロインかと思いきや、かなり辛辣です。地味なだけで気の強い癇癪持ちでした。
ヒーローが銀行家でヒロインが9歳の時に引き取り親代わりとして面倒を見てきたと・・・光源氏か!!
申し訳ないですが、9歳から育ててきた子に欲情するのは気持ち悪いです。
「僕は絶対に別れないよ。君がいやだと言っても、引っ張って帰るよ。前と同じようにあの家で暮らそう」
なんだかもう怖い。
反抗期の娘とお父さんの図にしか見えません。
ヒロインが子供過ぎて・・・・不満ばっかり。わめいてばっかり。
読んでてこんな疲れるロマンス小説って初めてです(笑)
怒鳴り声をずっと聞いてるみたいな感覚に苛まれました。
堕ろすつもりだった子供をヒーローがどうしても子供が欲しいから産んでほしい。その後はいつでも離婚していいから結婚しようと。
子供はきちんと育てるし、慰謝料もやる、再婚もしないと、ここまでされて文句たらたらなヒロイン。
ヒーローに非があるとしてもヒロインに全く同情できません。
いちいち嫌味なヒロインにはうんざりでした。
しかしやっぱり最初が無理矢理~なのでどっちもどっちですね。
ヒロインとヒーローの会話がほぼ同じ内容のことをだらだらと言い合ってるだけです、嫌味の応酬でロマンチックの欠片もありません。本の10分の9はそんな感じです。
最後の最後でお互い愛を語り、めでたしめでたしです。(とってつけたような展開でした)
ヒロインの精神年齢が中学生なみです。正直これは本当に失敗でした。時間の無駄!!
なのでこちらはおすすめしません。
チャレンジされた方に逆に感想を聞きたいです(笑)