サリー☆のブログ!!

読んだ本、買ったもの、株もちょっとやってます(*^_^*)

嫁VS姑!!「イヴォンヌ・ウィタル」の「悪魔の谷」の感想など。

恐ろしいタイトルですが、ホラーじゃありませんよ。ロマンス小説です。

 

恐らく初読みの作家さん。

テーマは嫁VS姑です。

こういう問題って世界共通なんですね。

 

ざっくりあらすじ感想です。

 

ヒロインのジョスリンは兄の頼みで3年前に別れた夫に借金を申し込みに行くのですが、代わりに再婚して跡継ぎを産むことを条件付けされます。

元夫のラーフは牧場主で、看護婦だったジョスリンは仕事を辞めて夫を支えていこうと思ってましたが、そこに立ち塞がったのがラーフの母親エイブリルです。

エイブリルは自分の気に入った女性ローリーとラーフを結婚させたかったらしく、二人の時間を邪魔し、精神的にジョスリンを追い詰めます。

ラーフからはこの暮らしにとけこむ努力をしてないと詰られ、離婚を言い渡されます。

 

嫁姑の仲がよくないのに、仕事で家を開けている夫は気づかないってやつですね。

エイブリルとローリーから嫌がらせを受けて、それを夫に言えずストレスを溜め込んでしまったジョスリン。ラーフはそれに気づかなかった事に後悔しています。

お互い突っぱねながらも心の底では愛し合っています。ジョスリンとエイブリルの仲も彼女が病気になり、それを看病したことにより和解します。

ヒロインが看護婦っていう設定がものすごくいかされてる作品でした。

ただヒーローがちょっと子供っぽいかな? 嫁に対しても母親に対しても癇癪起こしてます。

もうちょっと頑張って間に立ってほしいですよね(笑)

頼りにならなさすぎです。

3年たち、ジョスリンも思った事を言えるようになったのでヒロインの成長は感じるんですけどね~。

 

あと読んでて「これヒストリカルじゃないよね?」と。

電話も有るし、車もあるし・・・・ただちょっと古いお話なのかなっと思って調べたらイギリスでの刊行年が1991年でした。今から28年前か・・・・。

 電子書籍だと電子になった年が刊行年になるんですね、盲点でした。

 

私のおすすめ度は★★★☆☆ です。