ハーレクインのヒーローってなぜかギリシア人が多いですよね。
なんでなんだろう?
大富豪と言えばギリシア人なんでしょうかね?
今回もヒーローはギリシア人の大富豪のクリュザンダー(名前が凄い)です。
いろんな国にホテルを持ってます。
ヒロインはそんなクリュザンダーの秘書をしていたマーリーです。
大いにネタバレしてますのでお気をつけ下さい。
マーリーは思いかけず妊娠してしまいます。(あるある~)
妊娠を伝える前に自分たちの関係をハッキリさせたかったマーニーはクリュザンダーに尋ねます。しかし彼から言われたのは「僕らには“関係”なんかない。君は愛人だ」です。
まぁショックを受けますよね。
しかもホテルの設計図がライバル会社に盗まれる事件があり、クリュザンダーはスパイを探していました。
マーニーのバックの中に盗まれた設計図を発見し、彼女をスパイと思い込んだクリュザンダーは彼女の話も聞かず家を追い出します。
そのまま誘拐されるマーニー。
開放されたのは3ヶ月後です。精神的トラウマで記憶喪失になってしまったマーニー。
報道で誘拐&妊娠を知ったクリュザンダーは病院にかけつけます。
自分の子供を妊娠しているマーニーに婚約者だと偽り家へと連れ帰ります。
そこから二人の偽りの生活が始まります。
疑いながらも記憶を失ったマーニーとお腹の子供の為、面倒をみます。
寝室が別、クローゼットが別、婚約指輪をしていない、マタニティがない、いろんな疑問が出てきます。
しかもクリュザンダーのセクシーな秘書ロズリンが彼の周りをうろうろ、あきらかに含みの有る触り方をしたりしてマーニーを挑発します。
クリュザンダーの2人の弟からも冷たい態度をとられ、傷つきます。
結婚報告をすると顔を顰められ、クリュザンダーが弟2人とロズリンとマーニーの事で口論しているのを聞いて記憶が戻ります。
パニックになったマーニーは倒れてしまいます。
記憶を失ったのは身代気を出してもらえず、絶望したからです。
精神科医に泣きながらこれまでの事を話すマーニーを見てクリュザンダーは罪悪感に苛まれます。
スパイの疑いも当然ながらはれます。
スパイは秘書のロズリンで、誘拐のことも握りつぶしていました。激怒したクリュザンダーは警察に突き出します。
お互いの誤解もとけ、結婚して無事に出産してめでたしめでたしです。
ここからは感想です。
いやいやマーニーが悲惨すぎますよ!
スパイだと疑われ、妊娠してるのに誘拐され、身代金を払ってもらえず3ヶ月後開放されたあげく記憶喪失。
一応面倒を見ることになったクリュザンダーだけど、ひたすらマーニーを疑ってます。
その割にセクシー秘書には鈍感・・・・いや明らかにモーションかけてきてるじゃないですか、この女。
気づかないの? ヒモみたいなビキニで腕さすってきてますけど!!
ちょっとしたことで敏感になるヒーローなのになぜかヒロイン以外の女には鈍感なんですよね。これもハーレクインあるあるだと思います。
あと、これが一番気になります、ヒロインへの疑惑がしょぼくないですかね。
スパイがバックに書類入れたままって(笑)
しかもクリュザンダーの家で、どうどうと。
明らかにそんなバカなスパイいないでしょ。
大会社なのに、きちと調べないんですね。そんな会社いつか潰れるんじゃないの? と心配になります。
監視カメラはないんですかね!!
記憶を取り戻したマーニーの話を聞いてやっとこさ秘書を問い詰める・・・・遅いよ!
マーニーのスパイ疑惑がはれてからのクリュザンダーのやつれ感が半端なくて面白いです、苦しめ苦しめと読みながら思ってました(笑)
これは結構お気に入りでおすすめ度は★★★★☆です。
こちらは漫画の方も読みました。
心があなたを忘れても 我が一族アネタキス (ハーレクインコミックス)
- 作者: 日高七緒,マヤ・バンクス
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2012/08/01
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漫画の方はちょっと駆け足で、ヒーローが二割増ぐらい傲慢な感じがします。
私は小説の方が好みでした。