サリー☆のブログ!!

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英国パブリックスクール!「いとう由貴/たとえシリーズ1巻~4巻」

作者&表紙買いです。シリーズもので1・2が同じカップル、3、4と別のカップリングですが、登場人物が被ってます。

ネタバレ毒吐いてたりしてますので、お気をつけ下さい。

たとえこの恋が罪であっても

人より身体の弱い瑞樹は母親の死がきっかけで、イギリスにいる実父にひきとられた。男好きで問題ばかり起こした亡き母の子どもとして、冷たい視線に晒される瑞樹だが、父の再婚相手の連れ子で義兄のアルフレッドだけは無愛想ながら瑞樹を気遣ってくれた。次第にアルフレッドに好意を寄せる瑞樹。アルフレッドもまた健気に毎日を過ごす瑞樹に惹かれ始めていた。そんなとき、アルフレッドは裸で男に奉仕する瑞樹の姿を目にしてしまい…!? 人気シリーズ第一作、大幅加筆修正をして文庫で登場! 書き下ろしショートストーリーも同時収録。 ※本作品は過去に配信していた「たとえこの恋が罪であっても」に加筆・修正を加えた新装版です。

たとえこの恋が罪であっても 【イラスト付】 (SHY文庫)

たとえこの恋が罪であっても 【イラスト付】 (SHY文庫)

 

カップリングはルフレッド(優等生の義理の兄)×ミズキ(愛を知らずに育った少年)です。

ミズキは母親の死後イギリスの父親に引き取られパブリックスクールに入れられます。

そこには優等生の義兄のアルフレッド(血は繋がりなし)とエドワード(母親違い)がいます。

そこでくりひろげられるお話なのですが、まぁミズキが可哀想すぎます。

そもそもミズキの母親が性に奔放な方でエドワードの母親から妻の座を奪いますが、他にもいろんな方と関係があったらしく離婚して日本に帰国。

しかしミズキは体が弱く産まれてからずっと療養所に預けっぱなしにされてます。
母親が痴情のもつれで亡くなり、イギリスにいる父親に引き取られるんですが、あの母親に育てられたならと、偏見持たれまくりです。

実の父親と実の兄にも邪険に扱われ、クラスメイトにはいじめられます。

そんな中アルフレットだけは平等に扱ってくれていました。

そして健気なミズキにだんだんと惹かれていくわけですね、それをよしとしないエドワードに騙されミズキは男の待つホテルへ・・・・危機一髪でアルフレッドがかけけますが、母親と同じ淫乱だと誤解されてしまいます。

ここからアルフレッドにもひどい仕打ちをうけます、可哀想。

すべては生前の母親の奔放な行いのせいなんですが、父親がバカすぎて・・・・ミズキの母親に騙されたのは自業自得だし、2~3年前くらいの出来事ならまだしも15年前のことをいまだにグチグチ言うなよと。

たとえ憎い女の子でも、お前の子だろうが!! 気位が高いだけのバカのくせに(お口が悪い)子供をイジメてるのが不快でした。

ルフレッドの母親(3人目の妻)もいい人感出してますが、嫌いです。わがままいっぱいの妹(結婚してからできた子なのでミズキとも半分血が繋がってます)も嫌いです。なんだお前らって感じです。この家族まとめてクズです。

エロいし面白いしですが、苛立ちます。そして最後がものすごくあっさりです。アルフレッドに淫乱だと誤解され強姦されるわけですね。

そして絶望したミズキが自殺を図ります。

ルフレッドが助けますがそこで明かされる数々の真実・・・・う~ん、なんだかな。

全部誤解だったのか~って大円満になるとでも??

どう考えてもこんなクソみたいな家族といるよりお金もらって日本に帰った方がいいんじゃないかと思いました。


定期的に読みたくなり、受けの境遇に涙ながらに読みつつ最終的に腹が立つの繰り返しなんですよね(笑)

私のおすすめ度は★★★☆☆です。

 

 

たとえ禁じられた恋であっても

母親の死がきっかけで、イギリスの実父にひきとられた瑞樹には、秘密の恋人がいる。瑞樹が通うパブリックスクールの憧憬の的であり、
義理の兄であるアルフレッドだ。ずっと孤独に生きてきた瑞樹にとって、アルフレッドはかけがえのない存在だった。そんなとき、アルフレッドを慕う少年エリクが現れ、瑞樹はエリクの仕掛けた罠に嵌まってしまい──人気シリーズ二作目、加筆修正を加え文庫化! 書き下ろしショートも収録。  ※本作品は過去に配信していた「たとえ禁じられた恋であっても」に加筆・修正を加えた新装版です。

たとえ禁じられた恋であっても 【イラスト付】 (SHY文庫)

たとえ禁じられた恋であっても 【イラスト付】 (SHY文庫)

 

たとえこの恋が罪であってもの続編です。

前回に引き続きカップリングは義兄のアルフレッド×ミズキです。

思いを確かめあった二人が休みを終えて学校に戻ってからのお話になります。

キスしているところをアルフレッドを兄と慕う幼馴染のエリクに見られてしまいます。
そこからエリクのミズキに対するイジメが始まります。

前回と同様ミズキがひどい目に合います。

エリクは大っぴらにいじめるわけじゃなくて、ミズキが悪く見えるように振るわけですね、性格が悪いです。

今回アルフレッドはまぁまぁです(笑)可もなく不可もないです。
ミズキを影で見守ってる・・・・・というか意志を尊重してるのかな・・・・でもなんか相変わらず鈍感だと思います。

前回ミズキをイジメていた同室のアレクとは仲良くなれそうで良かったです。
あともう一人の義兄のエドワードも、登場は少ないけれどミズキのことを心配しているみたいなのでまぁそこも良かったかなと。

周りの人の成長は見れたかなと思いますが、ミズキがまた一人で溜め込んじゃうんですね。
そういう境遇で育ったのでしょうがないかなと思いますが、もう二度目だぞと。
自立したいと思ってる割にはアルフレッドがいなきゃ生きていけないとグチグチしています。
いい加減しっかりしようよとは思います(笑)男なのに女々しいです。


ちょっと辛口になっちゃいましたね(^_^;)


学校内のお話だし、エリクに邪魔されてあまり二人になれないのでラブは少ないです。
エッチも一回だけですしね。

続編が読めたのは嬉しいけど、もうちょっとラブラブのお話が読みたかったです。

私のおすすめ度は★★★☆☆です。
 
 

たとえ背徳の罠に堕ちても

由緒ある伯爵家に生まれたエドワードはそれゆえに誇り高く、敵とみなした相手にはどこまでも冷淡になれた。そんなエドワードにはただひとり許せない相手がいる。義兄アルフレッドのライバルで、下町育ちのクライブ・リンゼイだ。けれど、ある秘密をクライブに知られてしまい、エドワードは身体を差し出すことに──与えられる屈辱と快楽。身体を重ねる度に、エドワードの心は変化していくのだが……  ※本作品は過去に配信していた「たとえ背徳の罠に堕ちても」に加筆・修正を加えた新装版です。

たとえ背徳の罠に堕ちても 【イラスト付】 (SHY文庫)

たとえ背徳の罠に堕ちても 【イラスト付】 (SHY文庫)

 

シリーズ第三弾です。

今回はたとえシリーズ1&2で主人公だったミズキの義兄のエドワードのお話です。カップリングはクライヴ・リンゼイ(奨学生)エドワード・フィッツウォルター(伯爵家二男)です。
前作よりエロが大幅にアップしてます(笑)
大人カップルですからね。

ルフレッドに総代表になってもらいたいけど、ライバルのクレイヴが邪魔、でもクライヴにミズキとアルフレッドがキスしているところ(前作も見られてましたね、気をつけろよ)を見られてしまって自分の体を差し出すって感じです。

そもそもアルフレッドは別に総代表にこだわりはありません。
ただ社会に出た時、総代表になった実績があれば有利だからと勝手にエドワードがヤキモキしてるだけです。

ルフレッドの為・・・・かなぁぁ?? と突っ込んでしまう私です。
家を出たとしても実家はお金持ちだし、成績もいいし、何も心配する必要ないんじゃないですかね。
エドワードがそこまで自分を犠牲にする意味がわかりません。

ルフレッドが好きだったのかな? と思わなくもないけど、いまいちわかりません。

エドワードの性格上、自分を犠牲にしてまでっていうのがピンとこないんですよね。
ただ単にシリーズ1のエドワードが私の中で印象が悪いせいかもしれません(笑)

BL小説サイトとかでものすごい評価がよかったですが、私はあんまり好きなお話ではなかったです(^_^;)

私のおすすめ度は★★☆☆☆です。

 

 

たとえ偽りの運命であっても 

痩せっぽっちで苛められっ子のアレクは夏期休暇のため生まれ育った家へ帰省する。それはアレクにとって憂鬱な日々の始まりだった。
優秀な兄たちと違い、出来損ないのアレクは家族からも、使用人からも疎まれていた。そんなアレクの心の支えは、従兄弟のレナードだ。
いつでもアレクを理解し、優しくしてくれるレナードがアレクは大好きだった。レナードもまたアレクをなによりも大事に想ってくれる。レナードが与えてくれる愛をアレクは盲目的に受け入れるが──人気シリーズ最新作、ついに登場!

たとえ偽りの運命であっても 【イラスト付】 (SHY文庫)

たとえ偽りの運命であっても 【イラスト付】 (SHY文庫)

 

今回はシリーズ1でミズキをいじめてたアレクが主人公です。
本来アレクはいじめっ子ではなく、いじめられっ子です。
自分がいじめられたくないためにミズキをイジメてた嫌なやつです。

 

カップリングはレナード(従兄のラングストン伯爵)×アレク(オールズリー伯爵家の末っ子 17歳)です。

ヤンデレきましたよ、4作目にして!!

 

夏季休暇で家に戻ったアレクは憂鬱な日々を過ごしています。
優秀な兄たちと違って出来損ないのアレクは家族からも使用人からも疎まれているわけです。
そんなアレクの心の支えは従兄弟のレナードただ一人、彼だけはアレクを大事にしてくれます。
盲目的にレナードを信じているアレクですが、産まれた時からアレクに目をつけて自分のものにしようと思ってたレナードにエッチなことをされます。

レナードは腹黒で病んでてアレクに執着しまくりです。
自分だけのものにしたくて策をめぐらしています。アレクが自虐なのもレナードが一枚かんでます。
アレクに友達ができたのが許せなくてお仕置きしたり、でも傍目には喜んであげてる真っ黒なお人です。

前半はアレク目線で後半はレナードの目線です。

ヤンデレ好き~の私としてはシリーズの中で一番お気に入りです。
吹っ切れてる攻様最高です。形はどうであれ溺愛ものはいいですね。
私のおすすめ度は★★★★☆です。

 

これで一応このシリーズは終わりなんですかね?

出来れば全カップルのお話の後日談を1冊にまとめて出して欲しいです!!